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お江戸と言えば日本橋!元は二本の丸太を掛けた橋だったことから、
二本橋=日本橋と呼ばれるようになったとか。
日本橋には大店(おおだな)が軒を並べていました。
大店というのは、店の構えが大きく、手広い商売をした商家を言います。
今日は、大店のお話をしますね。
お店で一番偉いのは、勿論店主、旦那様です。女将さんの場合もありますね。
奉公人のほぼ全員が、一つ屋根の下に住み込みで働いています。
旦那様や女将さんの信頼の厚い奉公人が番頭(ばんとう)さんです。
番頭さんには一番番頭、二番番頭、三番番頭などの位があり、それぞれの
番頭さんの下に手代(てだい)がいます。
手代は入店後9年目にしてようやくなれる位です。その下が丁稚(でっち)。
丁稚奉公と言うのは、11、12歳で口入屋(くちいれや:今で言えば職安?)の
仲介でお店に雇い入れが決まった者が、給金なしで住み込み奉公することです。
雑用、使いっ走りが仕事で、お給料は貰えませんが、たまに僅かな祝儀や小遣いが
出たりしました。お仕着せ(おしきせ:季節ごとに店から支給される着物)も
あったようですが、粗末なものだったようです。
ガッチリ稼いで、慎ましく暮らし、お金を残して店を大きくするのが賢い商人。
奉公人に贅沢はさせません。
店の金を使い込むような奉公人が出ると、奉公人の反省の仕方次第で奉行所に
突き出したりせず、一生店に置いて下働きとしてこき使うこともありました。
これが俗に言う「飼い殺し」です。
手代を10年ほど勤めると番頭さんになりますが、番頭も10年ほど勤めて
ようやく暖簾わけして貰い独立することが可能になります。
番頭になったからと言っても最初のうちは、まだまだ住み込みです。
店の外に家を持ち、そこから通いが許されるまで何年も掛かります。
通いが許されるようになると、暖簾わけ=独立も近づきます。
順当に出世できれば、11歳で丁稚に入り、20歳で手代になって、30歳で
番頭になり、その後40歳で独立という感じ。
一人前になるには、それくらい時間が掛かったのですね。
昔の人は辛抱強かった!

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