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武家の身分制度から長々と引っ張って来ましたが、今日はいよいよ同心の帯刀の不思議について、
母の勝手な考察をばお話し致しましょう。
えーと、ほんとに勝手な憶測に富んだ考察なので、真に受けちゃいけませんよ(苦笑)
同心はお侍さんです。TVの時代劇では大小二本の刀を腰に差しているのを見ます。
が、なんの小説だったか「刀一本ですから、あれは同心です」と言う台詞を見たんですよ。
一本差しだから同心?なんじゃ、そりゃ。
TVの時代劇は結構ウソが多いですからね。フィクションだと思って楽しむ分には良いのですが、
実際はどうだったんだろうと疑問に思うと、母は夜も眠れなくなるほど気になって気になって…。
今回もすごーく気になったもので調べましたよ(今回の長い小話の元凶はココだ!)
そうしたらですね、どうやら定町廻りの同心は一本差しだと言う説と、二本差しだと言う
二つの説があるようなんですね。
普段は大小を落とし差しにしており、捕り物の際には歯引き(斬れないように加工すること)した
長脇差(ながわきざし:いわゆる長いドス!)一本で出かけたと言う説と、普段から歯引きした
長脇差一本だったと言う説と、二通りありまして。
どうして歯引きしたかと言うと、捕り物はあくまで捕縛が目的なので斬り殺してはいけないのと、
大捕り物で敵も味方も入り乱れた場合、間違って味方を斬ってしまってはいけないからね。
でね、母、もしかすると同心は大刀は持てなかったんじゃないかなーと言う気がするのですよ。
普通、お武家様(殿!と呼ばれるようなお方。旗本以上の上級武士)は、大刀と脇差の
大小二本を持ち歩きます。
比べて浪人などは、長脇差がほとんどだったようです。
大刀は武家の証なので、主家を無くした浪人が持っていると打ち首対象になったと、
なにかの本にあったと思ったのですが、ちょっと胡乱。探して確認せねば(汗)
で、同心は「細身の刀を差していた」と言う記述もあるのですが、長脇差は大刀よりも
尺が少し短く、細身だったと思うんですね(やっぱり胡乱だ〜)
同心は御家人です。下お目見え以下の級武士とは言え、幕府直属の役人です。
なのに長脇差を同心が持っていたというのは、もしかして同心は大刀の帯刀は許されて
なかったんじゃないかなーと思っちゃったわけです。
また、戦のない世の中ですから、立派なエモノはそうそう無かったんじゃないかなと思います。
戦国時代の刀は武器ですが、江戸時代の刀は飾り物同然だったんじゃないでしょうか。
お家がお取り潰しに合い、職にあぶれた浪人者は貧乏でした。
武士の身分を捨て、町人になった人も沢山いたそうですから、お侍のプライドだけで
生きていた人は、喰うに困って刀を売ってお金に換え、立派な鞘の中身は実は竹光〜、
なんてこともあったかも。
話が飛んでしまいましたが、大事な武家の証を捕り物で振り回すとは考えにくいでしょう?
だから長脇差だったとも考えられます。
全て母の勝手な憶測ですから、真相のほどは分かりませんよ?(汗)
因みに町与力は旗本でありながらお目見え以下なもので、実際は御家人扱いだったようです。
やっぱり与力の旦那ってお気の毒だ(苦笑)
明日はお侍さんのお給料についてお話しましょうかね。

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