人間って分からないもんだ

新年のご挨拶を下さった皆さん、おめでとうさんです！

暮れに急逝した友人の葬儀も終わり、なんだか魂抜けましたな。
いや、急逝の知らせにビックリして弔問に駆けつけたら、なんと奥さんなる人物がいて
またビックリして……
「皆さん驚かれます。黙っていたらしくて…一年半になります。すみません」
って、いやいや、奥さん、貴女は悪くない。
「えへ」の形に唇を開いて笑っているみたいな死に顔に向かって「ドッキリか？」
と呟いてしまったよ。
「すみませーん」とか言って起き上がらないかな、なんて思ったよ。
好い奴なんだけど健康に不安があって、なかなか彼女もできず、姉さんは心配で
心配で、ずーっと相談に乗っていたのに、そうかコッソリ結婚してたのね。
このやろー、なんで黙ってたんだー！と怒りたくても、目の前で死んでいるし。
哀しいんだか、可笑しいんだか、もう分からない。
でも、奥さんには気の毒だけれど、こいつ一人じゃなかったんだ、幸せだったんだと
思ったら、良かったなーって。
そのうち私達も順繰りでソッチに行くからさ、そしたらじっくりまったり話を
聞かせてもらおうじゃないの。首洗って待ってなさいよ！

……そんなビックリ、ドッキリな母の年末年始でございました。
今年は良いこと沢山あるといいなー。
大笑いして過ごしたいなー。
抜けた魂が戻って来たら、色々ボチボチ始めます。