category:音楽
昨夜、実家からSOS信号があり、今日の午前中は実家にてダーラダラ喋りまくってきたもので、またしても咽喉がガラッガラなあびこです。どーもー。
さて、以前にも書いたかもしれませんが、合唱界ではビブラートと言えば病原菌のように嫌われています。
T混のO谷センセなんぞは、震源地を発見すると、ビシリと指差しつつ接近し、無言で脅しておったわねえ。おお怖い怖い(^^;
一人震えると、どーゆーわけか一人また一人と震えて行くので、伝染病のように思われてもおりますな。
なぜビブラートが悪く言われるのかと言うと、ハモった時に和音にウネリが出て、正確なピッチを保ちにくく、船揺れのような気持ち悪さを感じるから。
正確にはビブラートと言うよりも、声の揺れとか震えが嫌われる、ですね。
と言うのも、本来ビブラートとは腹筋をエライ使って意識的に掛けるテクニックなのです。これをやると凄く疲れるのよ。全身筋肉痛になっちゃうのよ。
独唱レッスンに行くと、「最初の1音からバリバリにビブラートを掛けちゃって。お腹使って声を逃がすな」とワタクシの師匠は言いますもん。
つまり、ビブラートは無意識に掛かるものじゃなく、意識して付けるもの、なんですな。
実際、今春に受けた講習会で、北欧人のおじさま指揮者ホグセットは、「どこにも余分な力が入らない状態であれば、吸って吐く、音が出る、自然なビブラートが掛かる。これはOK」と言っていました。
お腹に触らせて貰って、その違いを体感してきましたが、「大きな声でオギャーと泣く赤ちゃんにビブラートが掛かるか?」と尋ねられて、思わず納得。
で、思ったのですが、赤ちゃんが泣くときってお腹に凄く力が入っているじゃないですか。うんと泣くとお腹が硬くなっちゃうでしょう?
だから、自然なビブラートさえも取りさって、めっちゃノンビブラートにしようと思ったら、余分な力を抜くどころか、めっちゃ腹筋を使うんじゃないでしょうかね。そんな気がします。
とにかくバイオリンだってチェロだって、素直に弾いたらノンビブラートですよ。テクニックでビブラート掛けるんだもんね。
ビブラートは付けたり外したりが可能なテクニックってことですよ。
そもそも合唱で腹筋使いまくりの声楽的テクニックなビブラートを掛けても、各々の波長が合わず、うるさいだけのウネった演奏になりがちなので、意識してバリバリに付けることは、まずないですけどね。
ホグセットの講習から考えるに、ママさんコーラスで聴かれるビブラートもどきは、咽喉を使った震えだと思われます。
ノンビブラートでもお腹の支えは必要ですけれど、意識して腹筋を使わずに出した声が震えると言うのは、ワタクシの経験から言わせて貰うと、咽喉で震わせているはずなんですよ。
共鳴(響き)が足りないと、つい咽喉を震わせて、即席でイイ声っぽく加工しちゃうのは、身に覚えがある方、多いのでは?
これなら支えなくても出来るので、よーするに楽なんですよね。分かる分かる(^^;
でも、イイ声っぽい気がしますけど、残念ながらイイ声じゃないんですよねー。
人間、楽な道ばっか行っちゃダメってことですよ。人生、楽ありゃ苦もあるさ~、なのです!
あ、シルバーコーラスのおばあちゃま達も震えていることが多いですが、おばあちゃまはイイの。
おばあちゃまは筋力衰えていらっしゃるので、肉体的に仕方がないの。
健康のために、死ぬまで楽しく歌いましょうでイイんですよ。それが大事v
ピアノの鍵盤を叩いたら分かるように、ドの音はド、その1音しかないですよね。
ところが人の声で出すドの音は、限りなくシに近いドから、限りなくレに近いドまで、微妙な音程のドが沢山あり、音階と言う名の如く肉声による音の階段は非常に幅が広いわけです。
それに震えがプラスされると…正確なピッチのドは一体どれなんだー!と周囲が混乱しちゃうことも。ほらねー、怖いでしょう?O谷センセが来るわよー(^^;
それはともかく、コーラの空き瓶の縁に唇をつけて、ふーっと息を吹きかけると、ボーッと汽笛のような音がなりますわね?
手っ取り早く言えば、あの音がコーラス発声の基本なわけで、ふーっとやってボーッと鳴る汽笛もどきにビブラートはつかんのであります。
と言うわけで、合唱と言う分野においては、ビブラートを外した発声が好ましいわけです。
もちろん曲によってはビブラートカモンなものもありますれば(ロマン派以降の作曲とかね)、絶対なにがなんでもノンビブラートとは言い切れませぬ。
かと言って主にノンビブラート推奨だからと、咽喉を締め上げたニワトリの如きキューッと言う響きも艶もない発声では、そりゃあイカンのよ。
咽喉だけで作った声は、本人も辛いだろうけど、聴いてる方も辛い(^^;
コーラ瓶が鳴るように体を使って共鳴させることを意識するだけで、自然なビブラートは掛かっても、不自然な揺れや震えが出ることは少なくなります。
で、昨日の話しに戻ってワタクシ達おばあちゃん予備軍が何を目指すかと言うと、この自然なビブラートと艶のある響きですな。
妙齢の女性ならではの色気、とでも申しましょうか。おほほほ。
過剰な震えは「ボケが近いのか?」と思われちゃうので、根性で腹筋で支えて、艶のあるふくよかな温かいボイスを目指そうかと。
メンバー全員が同門じゃありませんから、身についたメソッドも色々で、なかなか統一するのは難しいんですよね。
でも、お互いの声を聴き合って寄り添い、響きのいい声を確認し合うだけで、ユニゾンは美しくなりますから、その辺りで勝負だなと。
って、どこになんの勝負を挑んでいるのだろーか(^^;
ワタクシ自身も発声をちょっと変えようと試行錯誤中。
やって出来ないことはない!なにごともファイトだーっ。
まずは腹筋を鍛えよう(^^;
次回は発声練習時間が短くても、すぐにアンサンブルに突入できちゃう発声のコツみたいな話でも。
…段々と話題が小説サイトから遠ざかっているわね。やばいやばい。
実家ストレスから逃げているのが丸分かりだわ~(^^;
小説もボチボチ書いてますので、ちょーっと待ってねん。
さて、以前にも書いたかもしれませんが、合唱界ではビブラートと言えば病原菌のように嫌われています。
T混のO谷センセなんぞは、震源地を発見すると、ビシリと指差しつつ接近し、無言で脅しておったわねえ。おお怖い怖い(^^;
一人震えると、どーゆーわけか一人また一人と震えて行くので、伝染病のように思われてもおりますな。
なぜビブラートが悪く言われるのかと言うと、ハモった時に和音にウネリが出て、正確なピッチを保ちにくく、船揺れのような気持ち悪さを感じるから。
正確にはビブラートと言うよりも、声の揺れとか震えが嫌われる、ですね。
と言うのも、本来ビブラートとは腹筋をエライ使って意識的に掛けるテクニックなのです。これをやると凄く疲れるのよ。全身筋肉痛になっちゃうのよ。
独唱レッスンに行くと、「最初の1音からバリバリにビブラートを掛けちゃって。お腹使って声を逃がすな」とワタクシの師匠は言いますもん。
つまり、ビブラートは無意識に掛かるものじゃなく、意識して付けるもの、なんですな。
実際、今春に受けた講習会で、北欧人のおじさま指揮者ホグセットは、「どこにも余分な力が入らない状態であれば、吸って吐く、音が出る、自然なビブラートが掛かる。これはOK」と言っていました。
お腹に触らせて貰って、その違いを体感してきましたが、「大きな声でオギャーと泣く赤ちゃんにビブラートが掛かるか?」と尋ねられて、思わず納得。
で、思ったのですが、赤ちゃんが泣くときってお腹に凄く力が入っているじゃないですか。うんと泣くとお腹が硬くなっちゃうでしょう?
だから、自然なビブラートさえも取りさって、めっちゃノンビブラートにしようと思ったら、余分な力を抜くどころか、めっちゃ腹筋を使うんじゃないでしょうかね。そんな気がします。
とにかくバイオリンだってチェロだって、素直に弾いたらノンビブラートですよ。テクニックでビブラート掛けるんだもんね。
ビブラートは付けたり外したりが可能なテクニックってことですよ。
そもそも合唱で腹筋使いまくりの声楽的テクニックなビブラートを掛けても、各々の波長が合わず、うるさいだけのウネった演奏になりがちなので、意識してバリバリに付けることは、まずないですけどね。
ホグセットの講習から考えるに、ママさんコーラスで聴かれるビブラートもどきは、咽喉を使った震えだと思われます。
ノンビブラートでもお腹の支えは必要ですけれど、意識して腹筋を使わずに出した声が震えると言うのは、ワタクシの経験から言わせて貰うと、咽喉で震わせているはずなんですよ。
共鳴(響き)が足りないと、つい咽喉を震わせて、即席でイイ声っぽく加工しちゃうのは、身に覚えがある方、多いのでは?
これなら支えなくても出来るので、よーするに楽なんですよね。分かる分かる(^^;
でも、イイ声っぽい気がしますけど、残念ながらイイ声じゃないんですよねー。
人間、楽な道ばっか行っちゃダメってことですよ。人生、楽ありゃ苦もあるさ~、なのです!
あ、シルバーコーラスのおばあちゃま達も震えていることが多いですが、おばあちゃまはイイの。
おばあちゃまは筋力衰えていらっしゃるので、肉体的に仕方がないの。
健康のために、死ぬまで楽しく歌いましょうでイイんですよ。それが大事v
ピアノの鍵盤を叩いたら分かるように、ドの音はド、その1音しかないですよね。
ところが人の声で出すドの音は、限りなくシに近いドから、限りなくレに近いドまで、微妙な音程のドが沢山あり、音階と言う名の如く肉声による音の階段は非常に幅が広いわけです。
それに震えがプラスされると…正確なピッチのドは一体どれなんだー!と周囲が混乱しちゃうことも。ほらねー、怖いでしょう?O谷センセが来るわよー(^^;
それはともかく、コーラの空き瓶の縁に唇をつけて、ふーっと息を吹きかけると、ボーッと汽笛のような音がなりますわね?
手っ取り早く言えば、あの音がコーラス発声の基本なわけで、ふーっとやってボーッと鳴る汽笛もどきにビブラートはつかんのであります。
と言うわけで、合唱と言う分野においては、ビブラートを外した発声が好ましいわけです。
もちろん曲によってはビブラートカモンなものもありますれば(ロマン派以降の作曲とかね)、絶対なにがなんでもノンビブラートとは言い切れませぬ。
かと言って主にノンビブラート推奨だからと、咽喉を締め上げたニワトリの如きキューッと言う響きも艶もない発声では、そりゃあイカンのよ。
咽喉だけで作った声は、本人も辛いだろうけど、聴いてる方も辛い(^^;
コーラ瓶が鳴るように体を使って共鳴させることを意識するだけで、自然なビブラートは掛かっても、不自然な揺れや震えが出ることは少なくなります。
で、昨日の話しに戻ってワタクシ達おばあちゃん予備軍が何を目指すかと言うと、この自然なビブラートと艶のある響きですな。
妙齢の女性ならではの色気、とでも申しましょうか。おほほほ。
過剰な震えは「ボケが近いのか?」と思われちゃうので、根性で腹筋で支えて、艶のあるふくよかな温かいボイスを目指そうかと。
メンバー全員が同門じゃありませんから、身についたメソッドも色々で、なかなか統一するのは難しいんですよね。
でも、お互いの声を聴き合って寄り添い、響きのいい声を確認し合うだけで、ユニゾンは美しくなりますから、その辺りで勝負だなと。
って、どこになんの勝負を挑んでいるのだろーか(^^;
ワタクシ自身も発声をちょっと変えようと試行錯誤中。
やって出来ないことはない!なにごともファイトだーっ。
まずは腹筋を鍛えよう(^^;
次回は発声練習時間が短くても、すぐにアンサンブルに突入できちゃう発声のコツみたいな話でも。
…段々と話題が小説サイトから遠ざかっているわね。やばいやばい。
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