category:雑記
昨日の友人の葬儀は思っていたよりも堪えましたな。
いやいや、大分前から覚悟はしていたのです。覚悟できていたつもりでしたが、きつかった。
それでも、友人は何事にも何者にも捕らわれることなく、ノビノビと自由に生きることができて、満足だっただろうと思います。
死は誰の身にも平等に訪れるものだけれど、それが「いつ」とは分からない。
分からないから、毎日を笑って満足して過ごしたい、過ごさねばと、改めて思いましたよ。
今年は桜の満開の時期が長く、今も散らずに咲き誇っています。
一面桜色に染まる中での別れは、一生忘れられそうにないなあ。
西行法師は「花のよーに美しい人と春に逢瀬を重ねて死んでみたいものだねえ」と歌いましたが、ワタクシは逝く人も残された人も、誰もが寂しくないよーに春爛漫の美しい季節に逝きたいものだ、彼女のようにと思ってしまったわ。
どんなに哀しくても、満開の桜を見上げれば「きれいだ」と呟いてしまうものね。
そして今日は母の誕生日でございます。
去年も一昨年も、母は入院中で祝えなかったので今年こそ…と言うか家族で祝えるのは今年が最後かもしれないし。
父が「家族でご飯を食べに行こう」と言い出したことに乗っかり、76歳の母の誕生日は家族4人で祝ったぞと言う既成事実を欲したのは、50で亡くなった友人のことがチラリと頭を過ぎったせいもあるかも。
近所にそこそこ美味しい中華料理店がありまして、お昼を食べに出かけました。
家から出たがらない母は「食欲ないのに中華なんて脂っこいもの」とゴネましたが、「出かけるわよ」と声を掛ければ、さっき言ったことなど忘れて「なあに、どこへ行くの?」(^^;
父とワタクシ、弟が揃って、「靴はいてちょうだい」と言えば、渋々なのかイソイソなのか、良く分からない表情で付いてくるのだから可愛いもんです。
店では「食べられない」と言う母を無視して、フカヒレラーメンなんぞを注文する父。
「大丈夫なの?」と聞けば、弟がヒソヒソと「口では喰えねえ言ってるけど、食欲はあるんだよ」
それでも「飲茶にして分けない?」と尋ねれば、母曰く「お父さんが頼んだのでいい」
「残してもいいんだからね」と言ったのに、結局フカヒレラーメン一杯、ペロリと食べちゃったのよ!
父の小エビの塩ラーメンも、弟のチャーハンも、ワタクシの飲茶も「それなあに、少しちょうだい」と味見したのよ。凄いわねー。後で吐かなきゃイイけれど(^^;
元から少女のような人でしたが、益々子どものようになってきましたな。
言ってることは支離滅裂で、会話が成り立たないのですが、それなりに適当に相槌をうちながら、和やかに(?)会食は終了。
なにごともなく済んで良かった、良かった。
「いいからワタクシに出させなさいよ」と財布を出そうとする父を制しながら、心の中で「万札持ってて良かったー」と叫んだことも、いつまでも散らない桜を眺めに遠回りしてドライブして帰ったことも、人様のお庭を覗き込み「アレはなんだ。桜か?桃か?」と騒いだことも、いずれイイ思い出になるのよね。しみじみ。
いやいや、大分前から覚悟はしていたのです。覚悟できていたつもりでしたが、きつかった。
それでも、友人は何事にも何者にも捕らわれることなく、ノビノビと自由に生きることができて、満足だっただろうと思います。
死は誰の身にも平等に訪れるものだけれど、それが「いつ」とは分からない。
分からないから、毎日を笑って満足して過ごしたい、過ごさねばと、改めて思いましたよ。
今年は桜の満開の時期が長く、今も散らずに咲き誇っています。
一面桜色に染まる中での別れは、一生忘れられそうにないなあ。
西行法師は「花のよーに美しい人と春に逢瀬を重ねて死んでみたいものだねえ」と歌いましたが、ワタクシは逝く人も残された人も、誰もが寂しくないよーに春爛漫の美しい季節に逝きたいものだ、彼女のようにと思ってしまったわ。
どんなに哀しくても、満開の桜を見上げれば「きれいだ」と呟いてしまうものね。
そして今日は母の誕生日でございます。
去年も一昨年も、母は入院中で祝えなかったので今年こそ…と言うか家族で祝えるのは今年が最後かもしれないし。
父が「家族でご飯を食べに行こう」と言い出したことに乗っかり、76歳の母の誕生日は家族4人で祝ったぞと言う既成事実を欲したのは、50で亡くなった友人のことがチラリと頭を過ぎったせいもあるかも。
近所にそこそこ美味しい中華料理店がありまして、お昼を食べに出かけました。
家から出たがらない母は「食欲ないのに中華なんて脂っこいもの」とゴネましたが、「出かけるわよ」と声を掛ければ、さっき言ったことなど忘れて「なあに、どこへ行くの?」(^^;
父とワタクシ、弟が揃って、「靴はいてちょうだい」と言えば、渋々なのかイソイソなのか、良く分からない表情で付いてくるのだから可愛いもんです。
店では「食べられない」と言う母を無視して、フカヒレラーメンなんぞを注文する父。
「大丈夫なの?」と聞けば、弟がヒソヒソと「口では喰えねえ言ってるけど、食欲はあるんだよ」
それでも「飲茶にして分けない?」と尋ねれば、母曰く「お父さんが頼んだのでいい」
「残してもいいんだからね」と言ったのに、結局フカヒレラーメン一杯、ペロリと食べちゃったのよ!
父の小エビの塩ラーメンも、弟のチャーハンも、ワタクシの飲茶も「それなあに、少しちょうだい」と味見したのよ。凄いわねー。後で吐かなきゃイイけれど(^^;
元から少女のような人でしたが、益々子どものようになってきましたな。
言ってることは支離滅裂で、会話が成り立たないのですが、それなりに適当に相槌をうちながら、和やかに(?)会食は終了。
なにごともなく済んで良かった、良かった。
「いいからワタクシに出させなさいよ」と財布を出そうとする父を制しながら、心の中で「万札持ってて良かったー」と叫んだことも、いつまでも散らない桜を眺めに遠回りしてドライブして帰ったことも、人様のお庭を覗き込み「アレはなんだ。桜か?桃か?」と騒いだことも、いずれイイ思い出になるのよね。しみじみ。
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