category:お江戸小話
今日は岡っ引きについてもう少し。
岡っ引きの岡は岡惚れや岡目八目の岡で、「横から引っ張る」という意味です。
良い言葉じゃありませんので、本人の前で「岡っ引き」なんて言うと、「なんだと、
このやろう」と怒られちゃいます。
岡っ引き本人は自分のことを「御用聞き」と名乗りました。「お上の御用を聞いて働く者」と
言う意味ですね。
十手を預かる身でも役人ではありません。町人です。
岡っ引きは同心の小者で、同心から給金を貰っていると先日お話しましたが、
正式な給料ではなくて、同心のポケットマネーでしたので、額は微々たるものでした。
とてもそれで暮らでるわけがありませんので、岡っ引きの他に仕事がちゃんとありました。
煙草屋だったり、茶屋だったり、中には博打打ちや芝居の興行を打つ者だったり。
元々、犯罪者を懐柔して岡っ引にしていることが多いので、柄の悪い岡っ引も多かったとか。
どうして元犯罪者を小者に使うのかと言うと、裏の世界に明るいので密告させる、
密偵として探りを入れさせるためだと言われています。
使いっ走りや密偵の仕事がほとんどの岡っ引ですが、同心と一緒の時だけは十手と
縄を持つことが許されていました。
捕り物で「お縄を掛ける」と言いますが、岡っ引に縄を縛る権利はありませんでした。
岡っ引の仕事は、同心に言われて取り押さえたり、縄を身体に巻きつけるまでで、
結び目を作って縛るのは、あくまで役人である同心の役目でした。
ところで、時代劇で岡っ引は「親分」と呼ばれていますよね。
あれは、下っ引(したっぴき)や手下(てか)と呼ばれる子分を沢山使っていたからです。
良い岡っ引の条件とは、元スリ、元盗人の子分や博打に詳しい子分を沢山使っていること。
やったことがある者に「おまえならこの屋敷、どう入る?」などと聞いて、手掛かりを得るわけ。
やっぱり餅は餅屋、蛇の道は蛇ですねぇ。
明日は朝から晩までお出かけなので、小話はまたお休みします。
岡っ引きの岡は岡惚れや岡目八目の岡で、「横から引っ張る」という意味です。
良い言葉じゃありませんので、本人の前で「岡っ引き」なんて言うと、「なんだと、
このやろう」と怒られちゃいます。
岡っ引き本人は自分のことを「御用聞き」と名乗りました。「お上の御用を聞いて働く者」と
言う意味ですね。
十手を預かる身でも役人ではありません。町人です。
岡っ引きは同心の小者で、同心から給金を貰っていると先日お話しましたが、
正式な給料ではなくて、同心のポケットマネーでしたので、額は微々たるものでした。
とてもそれで暮らでるわけがありませんので、岡っ引きの他に仕事がちゃんとありました。
煙草屋だったり、茶屋だったり、中には博打打ちや芝居の興行を打つ者だったり。
元々、犯罪者を懐柔して岡っ引にしていることが多いので、柄の悪い岡っ引も多かったとか。
どうして元犯罪者を小者に使うのかと言うと、裏の世界に明るいので密告させる、
密偵として探りを入れさせるためだと言われています。
使いっ走りや密偵の仕事がほとんどの岡っ引ですが、同心と一緒の時だけは十手と
縄を持つことが許されていました。
捕り物で「お縄を掛ける」と言いますが、岡っ引に縄を縛る権利はありませんでした。
岡っ引の仕事は、同心に言われて取り押さえたり、縄を身体に巻きつけるまでで、
結び目を作って縛るのは、あくまで役人である同心の役目でした。
ところで、時代劇で岡っ引は「親分」と呼ばれていますよね。
あれは、下っ引(したっぴき)や手下(てか)と呼ばれる子分を沢山使っていたからです。
良い岡っ引の条件とは、元スリ、元盗人の子分や博打に詳しい子分を沢山使っていること。
やったことがある者に「おまえならこの屋敷、どう入る?」などと聞いて、手掛かりを得るわけ。
やっぱり餅は餅屋、蛇の道は蛇ですねぇ。
明日は朝から晩までお出かけなので、小話はまたお休みします。
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