忍者ブログ
東日本大震災で被災しました。PCが壊れ、ビルダーも壊れた為、サイトは書庫化しています。
[263]  [264]  [265]  [266]  [267]  [268]  [269]  [270]  [271]  [272]  [273
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日は陰間養成についてです。
えーと、赤裸々に語りますので、男色がお嫌な方は通り過ぎて下さいませ。
これから陰間になろうと言う子供は12、3歳の美少年です。
現在でも容姿の良し悪しを問うときに「目鼻立ち」を話題にしますが、お江戸でも
目と鼻は重要だったようです。
陰間、娼女を問わず鼻は高い方が良いとされ、低い鼻は摘み上げられたそうな。
「田舎から都会に出て来たばかりの子は、すぐには使い物にならない」とされ、
まずは口の中を良く磨いて口臭のないようにし、脇の下を良く洗い、肛門には
指を入れて洗浄するように躾けられます。
また、肌をきめ細かくするために、ザクロの皮を干した粉で体を磨かせました。
三味線、鼓、唄、踊りもお稽古します。仕草も言葉も女らしく改めます。
それと平行して夜の訓練が行われました。
慣れた専門の男性に幾晩か挿入して貰い、器具も使って徐々に肛門を広げて
行くのですが、その間は決して射精はさせませんでした。
これで射精の味を覚えると、初めてお客がついたときに肛門を締めるので、客が
気持ち良さのあまり腰を荒々しく使うため、陰間が怪我をしやすくなるからだ、
とされています。
初トコロテンはお客さんのものだったのですね!(苦笑)
一夜目は、ほんの先っちょだけ挿入しておしまい。
二夜目はカリまで挿入します。三夜目には半分ほど挿入します。
四日目からは五日ほど続けて、本格的に挿入します。
こうすると肛門が潤い、具合が良いと言うのです。
この時、教える側の男性も射精してはいけません。陰間になりたての頃は、中出し
すると直腸内が荒れて、病気になることが多いから、と物の本に記されています。
毎晩こうして訓練されるわけですが、毎回指南役が抜いた後には腰湯をし、棒薬と
いうものを挿入して一晩置くそうです。
木の棒に綿などを巻きつけ、ゴマ油に浸して、最初は硫酸銅をつけたものを挿入し、
直腸裏膜を腐食(!)させ、感覚を鈍らせることから始まります。
山椒の粒などを棒薬にしていれると今度は痒くなりますので、何かを入れて撫でて
貰えば気持ち良くなるようになる、とか。
多分、毎晩、薬を塗った張り型のようなものを入れて寝たんですね。
棒薬に塗るものは他にも色々とあったようです。
実際に事に及ぶ際には、「いちぶのり」というふのりを口の中で良く溶かし、肛門に
塗りつけました(今で言うローションですね)
ふのりは、煮溶かして薄く延ばし紙状に乾かししたものを一分(約3ミリ)に切って
印籠に入れ、持ち歩いたそうです。。
ふのりや、ねり木の汁を使ったり、蜜を使ったり、それでも入らない時には、客を
仰向けに寝かせ上に乗れば、「ずっぽり」だそうな(苦笑)
とは言え、狭い器官に挿入するのですから、やはり難儀することも多かったようで、
「入らんとする時、うちよりはりかけ、少し開くやう」にするのがコツで、大便を
する時のようにいきませると肛門の内側が赤く見えるほどに開くので、タイミングを
見て挿入しなさい、という男色性技の指南書があるほどでした。
お客の方は、酒綿(さけわた)と言って、酒に綿を浸したものを持ちました。
これは、お客のムスコがあまりにも大きくて出来ない時に、お断りする場合の作法の
道具だったようです。
酒綿を手に取り、お客のムスコを撫でると、自然と萎えるのだそうですよ。
それで、お客も無理をせず、納得して帰るのだとか。ほんとかな?

男色養成と床入りの技を読み解くのは難しく(江戸時代の言葉は難解!)、
古語辞典片手に少しずつ楽しみながら勉強中なので、胡乱な部分もあるかも(汗)
さーて、明日はどこに行きましょうかね。

拍手[7回]

PR
15万Hit目前ですが、なんとなく案内ページのイラストを入れ替え。
新たな気分で15万様をお出迎えしたいかなーと思いまして。
2月イラストの寒河江&悠里を表に出してみましたが如何でしょう?
2月イラストはスナップ風ですが、このように全身描いてあるのですよ、実は。

このブログ、どれほどの方が見て下さっているのだろうかと、戯れに解析してみましたら、
あら、意外と覗いて下さっているのですね。
びっくりしました。ありがとうございます。
ほとんどがサイトにいらして下さった方で、検索にかけていらした方もチラホラ。
うっふっふ、今日の検索キーワードは面白かったですよぅ。
「オリジナルBL小説」これは普通ですね。お楽しみ頂けましたでしょうか?
「深川 芸者」「人形町」あー、BL関係サイトで申し訳ないような(汗)
「お詫びと御礼」なんでしょうか?でも、このキーワードで上に来ちゃうウチって……
「お江戸パラレル」お探しのお江戸パラレルはウチでした?ウチだといいなぁ。
「黒執事夢小説」これは「うちに来る営業マンは執事っぽい」という内容の日記が
ヒットした模様。
あああ、ご期待に沿えず、申し訳ありません。
そしてなんと極めつけなのが「大便」というキーワードっ!(大爆笑)
今日の「お江戸小話」で「大便をするときのように」という記述が引っ掛かったのね!
あっはっは、なにを期待されたのでしょうか。是非とも伺ってみたい!
いやいや、男色物の、それも真面目な風俗考察日記で申し訳ないです。
ブログは検索避けしてないので、色々な方が覗いて下さって面白いのですが、
BL物だと知らずにうっかり足を踏み込んでしまった方は気の毒ですね。
本家サイトは、そういう方が気分を害されないように検索避けロボットを貼って
いるのですよ。
だから検索に掛けても、ブログはヒットしてもサイトはヒットしないと思いますよー。
というわけで、旧サイトからいらして下さった方は、ブクマを変更して下さいね。

拍手[0回]

本家サイトが15万Hitを頂きました。いつもご贔屓にありがとうございます。感謝×100!
お江戸なツースケのイラストで感謝の気持ちを表してみましたが、如何でしょうか?
母は遊び人風な耕介がスキー!レオンもありがとう!

BL携帯サイト「お嬢様の本棚」にて、「世界が終わるまで」の販売が始まりました。
お暇なときには覗いてみて下さいませ。

さて、今日の母は朝っぱらからお出かけモードです。
整体の先生にバキバキッと身体を真っ直ぐに直して貰って来ます。
本日の「お江戸な小話」は、まだなんにも考えていません。
帰宅してから、ひねり出してみます。では!

拍手[0回]

申し訳ありませんが、今日のお江戸な小話はお休みさせて下さい。
ブログへのアクセス数の多さに驚きながらも、ありがたく、嬉しく思っていますが、
今日はですね、例のシャッチョーさんとまた遣り合ったもので疲れてしまって(汗)
多分、あそこのお抱え作家の中で、こうるさいことを言うのは母一人だと思われます。
昨年末オープンの際にも「契約書はどうした!」と噛み付いたのは母だけだったと言うし。
けれど納得できないものは「ま、なんでも良いや」とできないんですよ、母。
うるさく思われようが良いのよ、どーせ小母ちゃんだもんね。
シャッチョーさんは母の子供と言ってもおかしくない年齢の青年です。
自分の子供と大差ない若者が起業し、頑張っているのを見て、応援したくなるのは
母性本能のなせる業なのか???謎(苦笑)

明日は、目先を変えて男女の恋愛模様について語ってみたいと思います。
お江戸の恋はゲーム感覚だったのですよ。お楽しみに。

拍手[0回]

「好色」という言葉があります。
現代では「このうえない好き者」「助平」の意味だと思われていますが、実はもっと
意味の深い、良い言葉だったことをご存知でしょうか。
流行に敏感でセンスが良く、話も気が利いていて面白く、人の機微に敏感で良く気が付き、
教養があって、芸ができ、恋心についても良く知っている。
お江戸ではこういう素敵な人が男女ともに好感を持って「好色」と呼ばれ、もてました。
さて、大方のお江戸の人たちにとって、どうやら恋と結婚は別物だったようです。
結婚は家と家の結びつきであり、生活のためにするもので、本気で惚れ合って一緒になる
ことを「浮気な結婚」と称し、嫌いました。
浮気というのは、決まったパートナーがいるにも関わらず、他の人に手を出すことを
言うのではありません。
恋愛が好きな人のことを「浮気者」と呼びます。浮気というのは本気の反対語ではなく、
現実の反対語だったようです。結婚が現実で、恋愛は夢見心地というところでしょうか。
お江戸の結婚は、女の持参金や女房の働きに左右される部分が大で、非常に現実的でした。
「好きだから結婚しよう」なんて理由は、浮気と思われてバカにされてしまうくらい。
「浮気」と「好色」がどう違うのか良く分かりませんが、超現実的な結婚だからこそ、
見合いも盛んだったといいます。仲人業も大繁盛でした。
さてさて、前置きはこれくらいにして、今日は結婚ではなく恋愛話をするのでしたね。
お江戸の恋愛の多くは「岡惚れ(おかぼれ)」から始まりました。
「岡惚れ」というのは一目惚れと言いますか、片思いとでも言いますか、通りすがりに
チラリと見かけた人に恋しちゃう。あるいは馴染みの芸者に恋しちゃう。相手は自分の
ことなどただの客としか思っていないと分かっているのに。
なんてことを、お江戸では「岡惚れ」と呼んで、日常的にあったのです。
因みに相思相愛の仲は「相惚れ(あいぼれ)」といいます。
さぁ、どうにかして自分を知って貰おう、振り向いて貰おうと思ったら、次に取る手は
手紙とプレゼント攻撃です。
「好色」の条件の一つに、上手な手紙が書ける(教養)ことも上げられますから気合が
入ります。だって、誰だって異性にもてたいじゃないですか。
「好色」=「格好良い」の時代ですから、恋文一つに必死になっちゃうところが可愛い。
そう言えば、吉原の遊女達も禿(かむろ:遊女見習いの幼女)の頃から、手紙の書き方を
勉強したそうです。
吉原の遊女は教養が高く、話して面白く、ありとあらゆる芸事や家事ができ、なにを
させても一人前以上だったといいます。今で言えばスーパーキャリアウーマンですよ。
しかも格の高い花魁は恋の達人なうえにファッションリーダーで、アイドル的存在でもあり、
男は勿論、女も憧れたそうです。
さて、恋文を渡し、かんざしの一つもプレゼントして、「好きだ、好きだ」と囁いて、
なのに相手が振り向いてくれた途端にパーッと冷めてしまう。
恋が成就したことに満足して、あとはどうでも良くなってしまうのです。
多分、恋愛は「浮気」という概念のせいじゃないかと思うのですが、どうやらそんな
軽い恋のゲームが多かった模様です。
女も積極的でした。惚れた相手の気を引こうと、すれ違いざま小袖を破いたりする。
「あなたの刀の金具が当たって袖が破れた。どうしてくれる」と言い寄るためです。
男の方もその辺りのことはちゃんと心得ていて、そのままラブホテルへGO!(笑)
でも事が終わればあっさりと「楽しかったわ。さよなら」です。
お江戸の人達は愛よりも恋こそが重要だと考え、どちらが恋の主導権を握るか、
引いたり押したりな駆け引きを楽しんだのです。
なんと言っても、熱しやすく冷めやすいのは江戸っ子気質ですよね。

拍手[0回]

いくら鼻炎薬を服用中でボーッとしており、使い物にならないからと言っても、
4月15日を過ぎるまで小説更新が滞ったまま、なのにブログで小話は毎日連載中と
言うのも体裁が悪い気がして来ました。うー、すみません。
今日は久々に「お江戸パラレル」の続きを晒してみようかと思います。
こんなお茶の濁し方も今月15日までです。15日のコンサート本番が終わったら
鼻炎薬を止めます。はい、約束しますとも。
ちゃんとボチボチですが、色々と続きも書いておりますことよ。
もうしばらくマッタリ更新にお付き合い下さいませね。
では、お江戸パラレル「八丁堀黄表紙綴り」が気になるお方は↓をクッリクしてねv

拍手[0回]

プロフィール
HN:
あびこふぉるて
HP:
性別:
女性
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
[12/03 ふぉるて]
[12/02 かなめ]
[11/19 ふぉるて]
[11/19 なのはな]
[06/28 ふぉるて]
ブログ内検索
バーコード
忍者アナライズ
フリーエリア
フリーエリア
Copyright © 雑記帳 All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog
Graphics by 写真素材Kun * Material by Gingham * Template by Kaie
忍者ブログ [PR]