花と猫

庭のミモザは盛りを過ぎて、今は満開の花桃が散り始めているところ。





ジューンベリーと雪柳は花盛り。





そろそろローレルの花が咲いても良いはずなのに、今年は本当に春が遅くて、まだ蕾も見えません。
今年はチューリップを植え忘れたものの、数年越しのムスカリがアチコチで元気一杯に咲いてます。



そしてこの春、家族が増えました。こいつです。



名前はシンプルにトラ。
いやー、「この色はチクワじゃん。チクワって呼ぶかー」と言ったら、娘にイヤーな顔をされちゃったのよね。んで、トラ。
迷い猫のトラ、庭に突然現れるなり、ワタクシの背中に飛び乗りまして…。ビックリしたわー、なにが襲い掛かってきたのかと思ったわー。

「ちょちょちょ、ちょっと待って。アンタとワタクシは初対面よね？はじめましてよね？」

焦るワタクシのことなど無視して、ゴロゴロゴロゴロ嬉しそうに喉を鳴らし、お顔スリスリ。
ご飯もあげないのに庭から離れずニャーニャー鳴いて呼ぶ声に、３日目にして折れました。

「えーい、二匹も三匹も同じだ！一応飼い主さん探してあげるけど、ダメだったらウチの子になんなさい！」

それから知人友人に「猫いらんかね？」とメール打ちまくりましたが、どれもこれも不発。
しょうがないわね。まあ、ここまで人懐こいと手放し難いのも本当だし。
トラが家の中で生活するようになり、先住猫のジイサンは「あ、またなんか増えた？」とノホホン。
タマは「アンタ誰！今までこの家ではアタシが一番若かったのにっ。なによ、ちょっと若いからってイイ気になんないでよねっ。だから、やだ、来ないでって言ってるでしょ！近寄らないでよ！ア、アタシだってボールで遊びたいんだからねっ。シャーッ！」と言わんばかりの態度でねえ。この女王様猫、どうしてくれよう（＾＾；
トラと比べるとタマもジイサン猫も「あ、あれ？」ってなくらい、えらい巨大猫ですな。
いつまでもタマは小さい子のよーな気がしていたのですが、そうだそうだ、子猫ってのはトラのような子を言うんだったわねえと思った次第。
でもでも我が家で育った猫は、みんな巨大化するらしいので、トラの可愛らしさも、きっと今だけ（＾＾；
このトラ、生後一年になってないかなーと思いつつ獣医さんに連れて行きましたら、子猫じゃなくて大人だったらしいですよ。
親猫が小さかったか、でも栄養不良で大きくなれなかったっぽいな、ですって。不憫じゃ。
どうやら気管支炎ウイルスに罹っているらしく、目ヤニでお顔はドロドロ、クシャミ鼻水、鼻詰まり。
抗生物質を頂いたので飲ませたり、点眼したりと忙しい毎日です。
猫エイズ持ちのジイサン猫も、診断されてから６年になりますが、老いたとは言え元気。
なので気管支炎ウイルス持ちのトラも、ご飯食べて体力つけば、簡単には死んだりしないでしょう、多分。
しかし、カルテを見た獣医さんに「おお、ジイサンはもう１６歳なんですねえ。タマちゃんは６歳ですか。早いなー」と言われて、「あいや、もうそんなになるのかっ。え、タマとジイサン猫って１０歳違いだったの？」と驚きましたよ。
そんなこんなで、我が家は家猫３匹、外猫２匹で、名実共に猫屋敷です（＾＾；