帰りたくても帰れない人達がいる

今日は駅前のヨーカドーさんに入っている呉服屋のお兄ちゃんから、「今日からヨーカドーは３階までですけど、営業再開しましたっ。地下食品売り場、凄く賑わってますよ～」と元気なお電話が！
それを聞いて、もしかしたら同じく駅前にある馴染みの和菓子屋さんも開店してるかしら？とふと思い立ち、夫を誘って車でGO！
開いてましたよ～。いやー、嬉しかった！
古い家屋のお店なので心配していたのですが、おじちゃんもおばちゃんも元気でした。
夫と二人だと言うのに、思わずタイヤキを４つ、みそまんじゅうを２個も買ってしまったわ(^^;
いやいや、こーゆー時こそバンバン消費して経済を回して行かねば、ですよね！
ファミレスも開いていたし、日常はちゃんと戻ってきているんだね。
我が家がある山の上の団地内では、道路が陥没したり、あちこちに亀裂が入っており、中には気の毒なことに傾いてしまったお家もあるのだけれども、市の中心部は建物の損壊被害も少なく、道路も無事と見た！
やはり市内でも酷いのは海沿いの町でしょう。
こちらは漁業も盛んな街ですから、網元さんも多いのですよ。
最大で６メートルの津波って…ちょっと想像つかないけど、そりゃ岩手や宮城の津波に比べたら規模は小さいけれど、でもやっぱり津波は津波。
お家を流され、今も避難所で生活される方は多いそうです。
お家も仕事も無くした方達が元の生活に戻るには、どれくらいの月日が掛かることか。
同じ市民として応援出来ることを考えねば！

また、元義妹の実家は福島県の海辺にあります。
ちょうど第一原発と第二原発の間にあり、桜の綺麗なのんびりとした町だったのですが、津波で押し流され、駅舎もなくなってしまったそうです。
元義妹の家族は、いわき市にいる末娘のところに避難し、その後、栃木の真ん中の娘のところに避難した後、２，３日前に長女である元義妹とこちらに。
もう帰れないと言う思いと、いや、もしかしたら帰れるんじゃないかと言う思いに揺れ動く、年老いたご両親がお気の毒でなりません。
地震と津波、そして追い討ちをかけた原発事故。
着の身着のまま何も持たずに、何が起きたのかも良く分からないまま避難し、隣県の見知らぬ街に身を寄せるのは、お年よりにはどれだけ心細いことか。
実弟と別れたとは言え、ワタクシとは縁あってお付き合いが続いている元義妹。
こちらも出来るだけのことをしたいと思っています。