category:雑記
朝10時過ぎに隣市のお寺さんに到着。
もー、今日は普通に寒いのに、お寺がある山の中はもっと寒くてさー、凍え死ぬかと思ったよ。
子どもの頃に一度だけ墓参りに行った覚えがあるのだけれど、「あれー、こんなだったかなー」って感じの寺であったよ。
子どもの頃の記憶なんて、ほんと当てにならんね。
表通りに面してデッカイ階段がドドーンとあった記憶だったのに、裏道に面して幅の狭い階段がヒョロ~ンとあるんだもん、「あれ~」って感じ。
水戸黄門さん縁のお寺だから、そりゃ本堂は立派で、鐘も立派で、葵のご紋がアチコチにあったけどさー、そっかー、こんなもんか。期待して行っちゃったんで、肩透かしだったよ。
弟も「…こんなだっけか?」と呆然としておったわ。
狭い社務所にて電気ヒーターの前にお坊さんと差し向かいで座って、打ち合わせ開始。
しかし開始早々、本家の人間じゃないワタクシと弟には「?」な話しがーっ。
「アイコさんのお父さんとお母さんの戒名は?」
「う、すみません。分かりません」
「じゃあ、お墓見てきなさい。書いてあるから」
「すみません、お墓の場所が分からないのですが」
「え、お墓どこにあるか分からないの?アナタ、ここに来た事がない?まさかお墓参りくらいした事あるでしょう?」
「子どもの頃に一度ありますけど、覚えてないです」
だって母方の実家の墓なんて、小学生低学年の頃に一回来たっきりだっちゅーの。
父方の菩提寺とは付き合い深いけど、母方とは思い切り疎遠だもん。従兄弟とも7年ぶりに会ったくらいなんだぞー。
それにワタクシは25年も前に、他家に嫁に行っちゃった人間だぜー、分かるかー!
従兄弟に聞いて今日中に連絡しますからって事で、済ませてもらったわい。
で、肝心のお布施について。
「こーゆ事は故人のご供養ですからね、皆さんも徳を積むと言う事なんですから、出来るだけの事をしてあげたいと思うでしょう?云々…それに由緒ある寺の云々…うちの檀家さんの間での約束が云々…ハッキリ言えば金額のお話なわけですよ!幾ら出せるんですかっ」
あれこれ言っていたけど、お坊さん「金額」とハッキリ言っちゃったよ。「金額じゃありません、お気持ちの問題です」とか一切言わんかったよ。
「30万用意させて頂きましたが、これでよろしいでしょうか」
「ああ、30万から50万の戒名ありますよ。それでいいです」
はあああ、分かってはいたけど、突きつけられると戒名も商品みたいでゲンナリするねー。
「戒名と葬儀を含めたお布施が30万と言う事で構いませんか?」
「ええ、いいですよ。それでやりましょう(おおう、この貧乏人め!と言う目で見られた^^;)」
なんかなー、雨引きのおじいちゃんとは随分と感じが違う坊様だなー。
ま、せっかく来たんだから、ちょっとお墓を探してみるかって事で、広い墓場をウロウロしてみたけど、震災で崩れまくりの墓石がゴロゴロしていて、なにがなんだか…。
もうなんて言うか、肝試しが出来そうな墓場だよ!こりゃ「寺の復興云々、幾ら出せるんだ」って言っちゃうわけだ。荒れ放題なんだもん。
墓石も灯篭も倒れて転がっちゃって、無事なお墓の数の方が少ないんだよ。
地面ごと崩れたお墓もあって、これは相当お金掛かるだろうなー。
でも、うちは30万しか出せない!何を言われても、これ以上の徳と言う名の金は積めねえだよ!
しかもお車代は受け取って貰えず、「そっちからタクシー寄越せ」と言われたわい。
本葬でこの坊様がどーゆー説法をするのか、たーのーしーみーだー。
山を越えて一度帰宅して、午後からは葬儀屋さんへGO!
弟がまた車で迎えに来てくれたのだけれども、「俺、なんか具合悪くてさー、ダメだわー、帰って寝るわー」
「納棺ってなにすんだ」と聞かれたので、「黄泉の国への旅装束を整えるんだよ。体拭いて、足袋とか白い着物を着せるのさ」と教えたもんだから、「死体に触るのか!」とビビッたんだな、多分。
葬儀屋さんでワタクシを降ろしたら、すたこらさっさと逃げおったわい。父の癌の手術の時も待つ事に耐えられずに、黙って病院から消えちゃった人だからね。予想通り過ぎて笑えねー。軟弱者め。
従兄弟のお嫁さんと二人で、伯母の首筋、手、足を軽く拭いて、白足袋を履かせ、手足に白いカタビラを付けてキュッと縦結び。
そーしたら、葬儀屋さん2人と従兄弟の嫁と4人で、「せーの」でお布団ごと持ち上げて棺へ移動。
六文銭のイラストが書かれた紙の入った白い小袋を胸元に入れて、白い着物を上から掛けて、白い帯をお腹の上に乗せて、利き手側に白木の杖を置く。
最後に生前「お棺に付け下げ入れて」と頼まれていた淡いオレンジ色にブルーの花が描かれた付け下げ(あまりにもステキだったので一瞬「勿体無い!」と思った^^;)を掛けて、絢爛豪華な名古屋帯をお腹の上に置いて終了。
昔は白い着物に着替えさせたもんだけど、今は浴衣の上から掛けるだけなんだねえ。
手を洗って塩でお清めし、葬儀屋で従兄弟の嫁と別れた後は、徒歩で40分ほどテクテクと丘を越えて帰ったさ。健康のために歩いたさ~!
葬儀屋さんが割とウチの近所で良かった良かった。
さ、あとは24日の本葬ですよ。
本葬が終ったら、年明けてから役所関係の書類手続きだね。
ってなわけで、明日は一日ゆっくり休みますよ~。
チロさん、コメントありがとう!こんな調子で、結構楽しんで葬儀準備してますよー。
もー、今日は普通に寒いのに、お寺がある山の中はもっと寒くてさー、凍え死ぬかと思ったよ。
子どもの頃に一度だけ墓参りに行った覚えがあるのだけれど、「あれー、こんなだったかなー」って感じの寺であったよ。
子どもの頃の記憶なんて、ほんと当てにならんね。
表通りに面してデッカイ階段がドドーンとあった記憶だったのに、裏道に面して幅の狭い階段がヒョロ~ンとあるんだもん、「あれ~」って感じ。
水戸黄門さん縁のお寺だから、そりゃ本堂は立派で、鐘も立派で、葵のご紋がアチコチにあったけどさー、そっかー、こんなもんか。期待して行っちゃったんで、肩透かしだったよ。
弟も「…こんなだっけか?」と呆然としておったわ。
狭い社務所にて電気ヒーターの前にお坊さんと差し向かいで座って、打ち合わせ開始。
しかし開始早々、本家の人間じゃないワタクシと弟には「?」な話しがーっ。
「アイコさんのお父さんとお母さんの戒名は?」
「う、すみません。分かりません」
「じゃあ、お墓見てきなさい。書いてあるから」
「すみません、お墓の場所が分からないのですが」
「え、お墓どこにあるか分からないの?アナタ、ここに来た事がない?まさかお墓参りくらいした事あるでしょう?」
「子どもの頃に一度ありますけど、覚えてないです」
だって母方の実家の墓なんて、小学生低学年の頃に一回来たっきりだっちゅーの。
父方の菩提寺とは付き合い深いけど、母方とは思い切り疎遠だもん。従兄弟とも7年ぶりに会ったくらいなんだぞー。
それにワタクシは25年も前に、他家に嫁に行っちゃった人間だぜー、分かるかー!
従兄弟に聞いて今日中に連絡しますからって事で、済ませてもらったわい。
で、肝心のお布施について。
「こーゆ事は故人のご供養ですからね、皆さんも徳を積むと言う事なんですから、出来るだけの事をしてあげたいと思うでしょう?云々…それに由緒ある寺の云々…うちの檀家さんの間での約束が云々…ハッキリ言えば金額のお話なわけですよ!幾ら出せるんですかっ」
あれこれ言っていたけど、お坊さん「金額」とハッキリ言っちゃったよ。「金額じゃありません、お気持ちの問題です」とか一切言わんかったよ。
「30万用意させて頂きましたが、これでよろしいでしょうか」
「ああ、30万から50万の戒名ありますよ。それでいいです」
はあああ、分かってはいたけど、突きつけられると戒名も商品みたいでゲンナリするねー。
「戒名と葬儀を含めたお布施が30万と言う事で構いませんか?」
「ええ、いいですよ。それでやりましょう(おおう、この貧乏人め!と言う目で見られた^^;)」
なんかなー、雨引きのおじいちゃんとは随分と感じが違う坊様だなー。
ま、せっかく来たんだから、ちょっとお墓を探してみるかって事で、広い墓場をウロウロしてみたけど、震災で崩れまくりの墓石がゴロゴロしていて、なにがなんだか…。
もうなんて言うか、肝試しが出来そうな墓場だよ!こりゃ「寺の復興云々、幾ら出せるんだ」って言っちゃうわけだ。荒れ放題なんだもん。
墓石も灯篭も倒れて転がっちゃって、無事なお墓の数の方が少ないんだよ。
地面ごと崩れたお墓もあって、これは相当お金掛かるだろうなー。
でも、うちは30万しか出せない!何を言われても、これ以上の徳と言う名の金は積めねえだよ!
しかもお車代は受け取って貰えず、「そっちからタクシー寄越せ」と言われたわい。
本葬でこの坊様がどーゆー説法をするのか、たーのーしーみーだー。
山を越えて一度帰宅して、午後からは葬儀屋さんへGO!
弟がまた車で迎えに来てくれたのだけれども、「俺、なんか具合悪くてさー、ダメだわー、帰って寝るわー」
「納棺ってなにすんだ」と聞かれたので、「黄泉の国への旅装束を整えるんだよ。体拭いて、足袋とか白い着物を着せるのさ」と教えたもんだから、「死体に触るのか!」とビビッたんだな、多分。
葬儀屋さんでワタクシを降ろしたら、すたこらさっさと逃げおったわい。父の癌の手術の時も待つ事に耐えられずに、黙って病院から消えちゃった人だからね。予想通り過ぎて笑えねー。軟弱者め。
従兄弟のお嫁さんと二人で、伯母の首筋、手、足を軽く拭いて、白足袋を履かせ、手足に白いカタビラを付けてキュッと縦結び。
そーしたら、葬儀屋さん2人と従兄弟の嫁と4人で、「せーの」でお布団ごと持ち上げて棺へ移動。
六文銭のイラストが書かれた紙の入った白い小袋を胸元に入れて、白い着物を上から掛けて、白い帯をお腹の上に乗せて、利き手側に白木の杖を置く。
最後に生前「お棺に付け下げ入れて」と頼まれていた淡いオレンジ色にブルーの花が描かれた付け下げ(あまりにもステキだったので一瞬「勿体無い!」と思った^^;)を掛けて、絢爛豪華な名古屋帯をお腹の上に置いて終了。
昔は白い着物に着替えさせたもんだけど、今は浴衣の上から掛けるだけなんだねえ。
手を洗って塩でお清めし、葬儀屋で従兄弟の嫁と別れた後は、徒歩で40分ほどテクテクと丘を越えて帰ったさ。健康のために歩いたさ~!
葬儀屋さんが割とウチの近所で良かった良かった。
さ、あとは24日の本葬ですよ。
本葬が終ったら、年明けてから役所関係の書類手続きだね。
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