category:雑記
行ってきました、裁判所。
10時に裁判所に到着し、すぐに予備審問が始まり、終わったのは13時15分でしたよ。長っ。
裁判官と面接と聞いて行ったのですが、実際に面接したのは協議員とか評議員とか言われる人で、裁判所から依頼されて予備審問を行っている人達なのだそうです。
裁判官は多忙なので、他でできること(予備審問)は代行し、結果を裁判官に知らせて判断を仰ぐ、と言うシステムらしいです。
さて、ワタクシの担当面接官は、温和な感じの初老の女性とかなり年配の男性2人組。
財産管理に関わることなので、申し立て人の本音を引き出せるよう、優しくて話しやすい、真面目な人を選定しているらしいです。
さて、彼らに事前に提出した申立書を資料に、今までの経緯を改めて説明しなくてはいけません。
えー、またなの?と言う気がしないでもないですが、ま、仕方ありませんな。
優しく促して下さるもので、アイコちゃん(伯母)が亡くなって、母に遺産を残した下りから、親族系譜図の説明やら今日までの物語を、しなくてもいいのに面白可笑しく語ってしまうお調子者のワタクシ。
父が要介護1の高齢者であること、母が要介護5のアルツハイマー病であることを話すと、たいていの方は不憫がって下さいますが、この二人もそうでしたよ。
余談ですが、アルツハイマー病とアルツハイマー型認知症は違う病だということを知らない人は多くて、昨日の面接官の女性も「アルツハイマー型認知症ですね」と仰ってましたな。面倒なんで、あえて訂正しませんでしたが、違うからーっ。アルツハイマー型認知症ってのは、100歳まで生きれば誰でもなる認知症のことだからー。
それはともかく、ワタクシが成年後見申し立てをした理由って言うのが、遺産相続手続きなわけですよ。それもゆうちょ一件のみのための。
それさえなければ、誰がこんな面倒な後見人なんてなるもんかーってのが正直な気持ちです。
「代理後見人を立てても良いならそうしたいくらいです」とハッキリ言いましたよ。
そーしましたら、「そうですよねえ」と同情されちゃいました。同情されたうえに、「大丈夫ですよ。慣れますから。頑張りましょう」と励まされました。あれ?
「ちなみに代理後見人を弁護士や司法書士に依頼した場合、費用は幾らくらい掛かるものでしょう?」と聞いたら、「月2,3万ってところでしょうかね」ですって。
うん、もう面倒になったら代理人立てることを真剣に考えよう!
ワタクシの中では「代理人、代理人」とそっちに心が動いていたのですが、面接官の二人は「特に問題ないですね」とニコニコ。
我が家では父がいつ死んでもおかしくない年寄りなもので、先が読めない母のために財産を残すことを一番に考えており、母の通帳には手をつけず、父の通帳から母の施設費やら保健料やらも引き落としているのですが、後見人がつくと今度はそれが出来なくなるのだそうです。
裁判所監督になるので帳簿と通帳コピーを提出せねばならず(最初は二か月分の提出で、その後は大体一年に一回だとか。あとは裁判所からの要請に応じてらしいです)、母の財産から支出せねばいかんのです。
さらに施設の契約更新など、父がやっていたことを、今度はワタクシがやらねばいかん。
まあね、それは良いって言うや良いですよ。面接官も「お父様が亡くなった後はアナタがやらなくちゃいけないことになるんですから、今から練習だと思って、ね?」とか言ってましたし、それが事実なので嫌だとは言えん。
でもですよ、施設費が13万/月で、病院薬代が1万/月くらいで、唯一の収入が年金の4万少々なわけですよ。収支が合わないのね。10万もの大赤字ですよ。
それを蓄えた母の通帳からドンドン出して行ったら、あっと言う間に空になっちゃうじゃないですか。
だから父の通帳から引き落としているんだっつーのに、なんかさー、現実を見て欲しいよね、裁判所。
「お父様の通帳からお母様の通帳に、その分を援助として振り込んだらいいんですよ」
面倒だろうがーっ。
結局、二度手間になろうが、面倒なことをやらせるのが役所の目的?
そう勘繰っちゃいましたが、なんでもこーゆーケースははじめてだと書記官さんも言っていたので、裁判所でもどーしたもんだかって感じだったようです。
大概の後見申し立ての理由は、本人の財産で全て賄いたいから、なんですって。うーむ。
後見人になることで報酬を受け取ることが目的の人もいるんですって、うーむ。
ま、とにかくそんなこんなの話をされて、「裁判官と書記官と話し合いますので、しばらくお待ちください」と20分ほど放置。
その後、「問題ありません。後見人に選任します」とお話があって、30分のビデオを見せられて、実際の後見人がどんなことをしているのかを勉強させられて、真面目にやりますと誓う誓約書にサインして…。
今後は一か月以内に収支計画書を裁判所に提出し(一か月以内に出さないと、なにか問題があるのではないかと思われるとか)、それを裁判所が法務局に提出して、法務省が後見人登録証明書とか言うものを発行郵送してきて、それから後見人の仕事がスタートするのだそうです。
そして、銀行とかゆうちょとか施設とか病院とかに、後見人になりましたよーと証明するのに、今度は水戸の法務局の窓口経由で東京法務省から登録証明書を取り寄せねばいかんらしいです。うぬぬぬ。
10月中に、ようやくゆうちょの相続手続きを始められそうですよ。
まだまだ役所通いは続くのだーっ。
あとは実際にやってみないと分からないし、分からないことはどんなに小さいことでも担当書記官さんに聞いて構わないらしいので、なんとかなるでしょー。
あ、担当書記官は、なんと伯母の遺言書検認の時の担当だった前歯のない書記官さんでした!
「あれ?遺言書検認の時にお世話になりましたよね?」
「はい、そうです。あの時も私でしたね」
そう言って笑った彼の前歯は今もなかったよ。あっはっはっは、あれから二年経ってるのに、前歯入れろよー。
その後、本日の午後になって、裁判所から施設にいる母宛てに「娘さんが後見人に選任されました」と言う封書が郵送されてきたと、父から連絡がありましたよ。早っ。
10時に裁判所に到着し、すぐに予備審問が始まり、終わったのは13時15分でしたよ。長っ。
裁判官と面接と聞いて行ったのですが、実際に面接したのは協議員とか評議員とか言われる人で、裁判所から依頼されて予備審問を行っている人達なのだそうです。
裁判官は多忙なので、他でできること(予備審問)は代行し、結果を裁判官に知らせて判断を仰ぐ、と言うシステムらしいです。
さて、ワタクシの担当面接官は、温和な感じの初老の女性とかなり年配の男性2人組。
財産管理に関わることなので、申し立て人の本音を引き出せるよう、優しくて話しやすい、真面目な人を選定しているらしいです。
さて、彼らに事前に提出した申立書を資料に、今までの経緯を改めて説明しなくてはいけません。
えー、またなの?と言う気がしないでもないですが、ま、仕方ありませんな。
優しく促して下さるもので、アイコちゃん(伯母)が亡くなって、母に遺産を残した下りから、親族系譜図の説明やら今日までの物語を、しなくてもいいのに面白可笑しく語ってしまうお調子者のワタクシ。
父が要介護1の高齢者であること、母が要介護5のアルツハイマー病であることを話すと、たいていの方は不憫がって下さいますが、この二人もそうでしたよ。
余談ですが、アルツハイマー病とアルツハイマー型認知症は違う病だということを知らない人は多くて、昨日の面接官の女性も「アルツハイマー型認知症ですね」と仰ってましたな。面倒なんで、あえて訂正しませんでしたが、違うからーっ。アルツハイマー型認知症ってのは、100歳まで生きれば誰でもなる認知症のことだからー。
それはともかく、ワタクシが成年後見申し立てをした理由って言うのが、遺産相続手続きなわけですよ。それもゆうちょ一件のみのための。
それさえなければ、誰がこんな面倒な後見人なんてなるもんかーってのが正直な気持ちです。
「代理後見人を立てても良いならそうしたいくらいです」とハッキリ言いましたよ。
そーしましたら、「そうですよねえ」と同情されちゃいました。同情されたうえに、「大丈夫ですよ。慣れますから。頑張りましょう」と励まされました。あれ?
「ちなみに代理後見人を弁護士や司法書士に依頼した場合、費用は幾らくらい掛かるものでしょう?」と聞いたら、「月2,3万ってところでしょうかね」ですって。
うん、もう面倒になったら代理人立てることを真剣に考えよう!
ワタクシの中では「代理人、代理人」とそっちに心が動いていたのですが、面接官の二人は「特に問題ないですね」とニコニコ。
我が家では父がいつ死んでもおかしくない年寄りなもので、先が読めない母のために財産を残すことを一番に考えており、母の通帳には手をつけず、父の通帳から母の施設費やら保健料やらも引き落としているのですが、後見人がつくと今度はそれが出来なくなるのだそうです。
裁判所監督になるので帳簿と通帳コピーを提出せねばならず(最初は二か月分の提出で、その後は大体一年に一回だとか。あとは裁判所からの要請に応じてらしいです)、母の財産から支出せねばいかんのです。
さらに施設の契約更新など、父がやっていたことを、今度はワタクシがやらねばいかん。
まあね、それは良いって言うや良いですよ。面接官も「お父様が亡くなった後はアナタがやらなくちゃいけないことになるんですから、今から練習だと思って、ね?」とか言ってましたし、それが事実なので嫌だとは言えん。
でもですよ、施設費が13万/月で、病院薬代が1万/月くらいで、唯一の収入が年金の4万少々なわけですよ。収支が合わないのね。10万もの大赤字ですよ。
それを蓄えた母の通帳からドンドン出して行ったら、あっと言う間に空になっちゃうじゃないですか。
だから父の通帳から引き落としているんだっつーのに、なんかさー、現実を見て欲しいよね、裁判所。
「お父様の通帳からお母様の通帳に、その分を援助として振り込んだらいいんですよ」
面倒だろうがーっ。
結局、二度手間になろうが、面倒なことをやらせるのが役所の目的?
そう勘繰っちゃいましたが、なんでもこーゆーケースははじめてだと書記官さんも言っていたので、裁判所でもどーしたもんだかって感じだったようです。
大概の後見申し立ての理由は、本人の財産で全て賄いたいから、なんですって。うーむ。
後見人になることで報酬を受け取ることが目的の人もいるんですって、うーむ。
ま、とにかくそんなこんなの話をされて、「裁判官と書記官と話し合いますので、しばらくお待ちください」と20分ほど放置。
その後、「問題ありません。後見人に選任します」とお話があって、30分のビデオを見せられて、実際の後見人がどんなことをしているのかを勉強させられて、真面目にやりますと誓う誓約書にサインして…。
今後は一か月以内に収支計画書を裁判所に提出し(一か月以内に出さないと、なにか問題があるのではないかと思われるとか)、それを裁判所が法務局に提出して、法務省が後見人登録証明書とか言うものを発行郵送してきて、それから後見人の仕事がスタートするのだそうです。
そして、銀行とかゆうちょとか施設とか病院とかに、後見人になりましたよーと証明するのに、今度は水戸の法務局の窓口経由で東京法務省から登録証明書を取り寄せねばいかんらしいです。うぬぬぬ。
10月中に、ようやくゆうちょの相続手続きを始められそうですよ。
まだまだ役所通いは続くのだーっ。
あとは実際にやってみないと分からないし、分からないことはどんなに小さいことでも担当書記官さんに聞いて構わないらしいので、なんとかなるでしょー。
あ、担当書記官は、なんと伯母の遺言書検認の時の担当だった前歯のない書記官さんでした!
「あれ?遺言書検認の時にお世話になりましたよね?」
「はい、そうです。あの時も私でしたね」
そう言って笑った彼の前歯は今もなかったよ。あっはっはっは、あれから二年経ってるのに、前歯入れろよー。
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