久々の冒頭晒し

まるで大学構内か、はたまた総合公園施設か。
はじめて訪れた人は皆、「これが高校？」と驚く。
それが常陸木城西高校だ。
優美とも厳しいとも例えられるアンテイークな作りの正門をくぐった先は、右手に見える管理棟の車寄せも兼ねてロータリー風になっている。
そこから真っ直ぐに伸びる広々としたメインストリート。
ここだけ見たら、まるでホテルかどこかの国の迎賓館だ。
管理棟の南側に広がっているのは生垣と花壇中心の庭園で、小さな東屋やベンチが設置されており、更には温室に似せた景観のカフェテリアまである。
カフェは生徒が利用できないわけではないのだけれど、中に入れば職員や先生達の食堂兼休憩場と言った様相で、先生の隣で一緒にランチと言うのは一般生徒にとってあまり楽しいことじゃない。
そう言うわけで「意外と穴場で空いてるんだぞ」と教えてくれた誠とは、たまにここでランチデートした。
管理棟の反対側には新旧体育館が二棟と、四百メートルトラックを擁する一般グラウンド。
一般グラウンドを左手に見ながらメインストリートを進めば、右側には巨大な実験棟と専門棟、それに二階フロアが学習室の三階建て図書館。噂によれば蔵書量は大学図書館にも劣らないのだとか。
そしてグラウンドを囲むようにポツンポツンと建てられた三つの校舎が見える。
体育館とグラウンドの間の小道は学生食堂へと続き、その先には通用門がある。
通用門の近辺には、野球部専用グラウンドとタータン仕様のテニスコートが四面、それと百台は停められるだろう駐車場と称した空き地。
その他にも敷地内のあちこちに小さな庭があり、林や川や池、畑まであり……
って、一体これのどこが高校なんだか。


現在シコシコ書いている水平線SSの冒頭晒しでございます。タイトル未定。
悠里視線で学校案内して貰っていますが、まだまだコレが続くんですよ（汗）
本題に入るまでの枕が長過ぎるってのは飽きるかなー。
でも今まで一度も学校全体の景観を説明したことってなかったしー。
などと考えはじめたら、あと少しってところでキーボードを叩く手が止まりました。おう、なんてこったい！
しかも「今日これから帰る」と、今朝お子からメール有り。げっ、食材が足らん！買出しに行かねばっ。
と言うわけで、週末更新は難しいかも。すみませーん。

話しは変わりますが、昨日のバレンタインギフトのチューリップ、きましたよ。
なかなか可愛らしいカラフルなプラスチック製の植木鉢です。
ホワイトデーにはバラを販売予定だとか。
それも「買ってくれー」と来るのだろうか（苦笑）