まだまだ成長できそうですよ

日曜日、昔の混声アンサンブルのメンバーと新年会をしてきました。
元義妹がお腹に来る風邪っぴきで欠席した他は、当地にいたメンバー10人が揃いましたよ。
男連中は全員が単身赴任中なもので、海外だったり市外在住で、ほとんど会えなくて当たり前。
全員の顔を揃える事が難しく、今回もどうかなーと思ったのですが、人によっては四、五年ぶりになるもので、皆頑張って日程調整したみたい。
女連中はほぼ全員がマダム'sにいるので、そう目新しい事もないのですが、普段は飲まないですから。歌うだけ歌ったら「じゃあね」と別れちゃいますから。平均年齢55歳のおばちゃんは、まだまだ忙しいのさ(^^;
年に一回（忘年会か新年会）のこの時とばかりに、生で乾杯した後は帰りの電車の都合もあって、ハイペースでワイン瓶がゴロゴロ転がる事！
17時に始まって早々と22時前には解散しちゃいましたが、気心の知れた仲間と飲むのは格別です。楽しかったですよ。
秋口からずっとこの日を楽しみにアレヤコレヤを乗り越えてきたので、年末からの念願だった白子ポン酢もほんと格別の味わいだったよ、ちろさん！(^^;
その席で、友人Gちゃんに突然「ほんと良く頑張ったねー」と言われて、妙にストンとその言葉が胸に落ちましてね。
「お疲れ様」「大変だったね」と言う言葉は色々な人に掛けてもらったけど、そのどれもがどこか儀礼的だったのに対し、彼女の言葉に今まで感じなかったものを見ました。
「あー、そうかそうか、ワタクシは頑張ったね、良くやったねって言って欲しかったのかー」ともの凄く納得しちゃったんですよ。
自分でも気づかなかった欲しかった言葉を、はじめて掛けて貰って、なんだか不思議なほど嬉しかったですねー。
いや、ジジやババ更にババのお世話は当たり前だと言う認識だったと思うのですよ、ワタクシにも周囲の人達にも。
「だってやらなきゃ仕方がないじゃない。他にいないんだから」って状況なのは自分でもイヤと言うほど理解していたし、実際に夫にも言われましたし、実家でも言われましたしね。
だからでしょうか、「良く頑張ったね」と言う言葉が、もの凄く染みちゃったんですかねー。一瞬、泣きそうになりました。
思わず「頑張った？頑張ったよね？」とバカみたいに確認しちゃったワタクシに、Gちゃんは「何言ってんの。頑張ったよ。ずっと見ていたもの、凄く大変だった事、知ってるよ」と言ってくれましたけど、大変じゃない人なんて、世の中にいないじゃないですか。
皆それぞれ何かしら抱えて足掻いている事、ワタクシは知ってますよ。Gちゃんだって私生活が大変だって、ワタクシ、知ってますもん。
だからどうしても所詮は他人事、終った事だと思うんですよ。多感な少女時代ならともかく、この年齢になると心底共感するまでは行きません。
なのに、しみじみ心に届く言葉を人に伝えられるって、凄いですよ。50過ぎても感動って湧き上がるもんなんだなー。
と同時に、もしかしたらワタクシは褒められて伸びる子かもしれんなーと思った！いやー、叩かれて伸びるタイプだと、自分ではそう思ってましたから(^^;
子どもの頃からワタクシにはリーダーシップを求められる場面が多く、今まで「頑張ったね」と声を掛けたり、互いの健闘を讃え合う事はあっても、「頑張ったね」と自分が言って貰える事って、あんまりなかったんですよね。いやー、新鮮だったわ。
これからは、もっともっと人に労いの言葉を掛けてあげられる人間になろう！んで、自分も労って貰える人間になろう！なんて思っちゃったわ。あっはっは。
Gちゃん、ワタクシの目からウロコを落としてくれてありがとう！ワタクシを全部包んでくれる優しい言葉をありがとう！大好きだ！