世界が終わるまで１２〜１４更新

取り急ぎ「世界が終わるまで１４」まで再録終了です。残りはまた明日。

えーと、ご存知かもしれませんが、以前「自衛隊や警察ってそうなんですか〜」
と言うコメントを頂いたことがあるので、官僚機構の補足説明をば少々。
日本の行政を実質的に動かしているのは、行政機関としての中央省庁であり、
そこに勤めるのはキャリアと呼ばれる国家官僚です。
その官僚機構の最高ポストを次官と言います。次官には政務次官と事務次官が
ありまして、政務次官には国会議員（閣僚）が、事務次官にはキャリア（官僚）が
なるんですね。
つまり、事務次官の椅子こそがキャリアが目指す頂点なわけです。
もう完璧なピラミッド階級機構ですよ。
そして各省庁のトップに次官が存在しますが、防衛庁と警察庁のトップは次官と
言わずに長官と呼びます。
ただし防衛庁長官は原則として閣僚が就任しますので、防衛庁には事務次官の
ポストが存在します。
人事権などは、国会議員である長官が口を出すことは稀だと思われるので、
次官の方が多分内部権力は強いだろうなぁと（母の勝手な憶測ですけどね）。
高須が「防衛庁事務次官」と言っているのは、そーゆー経緯からなのですね。
事務次官会議なんて言ったらキャリア中のキャリアのトップ会議ですよ。
なーんて話をすると止まらなくなるので、この辺で（失笑）。