category:音楽
ツイッターでは実況しちゃいましたが、昨日の地震は凄かったですねー。
皆さん、ご無事でしたか?大丈夫?
昨日は美容室に行き、耳の下までカットして、グリングリンにハードウェーブ掛けながらジッと待つこと3時間半。腰があぁぁぁ!
午前中に家を出たのに、帰宅したのは17時半で、やれやれと思いつつストーブを点火したら、ウィンウィンウィンと携帯が叫ぶじゃありませんか。
何事?と開いて見たら、緊急地震速報。
え、え?えええっと思う間もなく、ズモモモモッと地鳴りがして、大きな横揺れが到来。揺れる揺れる!久々のデッカイ横揺れ。
慌てて点けたばかりのストーブを消して、テレビを点けてニュースを見ながら、テレビのモニタにしがみつくワタクシ。
画面の中では民放のアナウンサーが、「身を隠して下さいっ、激しく横に揺れています、皆さん、落ち着いて身を隠して下さいっ、ま、まだ揺れていますっ」
…身を隠せってナニ?おまえが落ち着け(^^;
このようにアナウンサーが錯乱するほど、東京方面でもかなり揺れたみたいですね。
こちらは発表では震度4でしたが、体感的には震度5に近い激しく大きな揺れが長く続き、思わず脳裏に蘇る東日本大震災!
まさかまさか、あの時のように徐々に揺れが強くなるなんてことはー!と血の気が引いたところで、揺れは収まってくれましたが、市の防災放送が「津波警報が発令されました。避難して下さい。海岸付近には絶対に近寄らないで下さい」
ひー、また津波?海岸沿いじゃ、まだ片付いてないところもあるってのに!
その後、3度ほど震度3ほどの揺れがあり、常磐道が通行止めになったりしながら、3時間ほど後に津波警報は解除されましたが、いやー、一瞬「またか!」と青くなりましたね。
停電にならなかったので、大したことはないなと考えるだけの冷静さはありましたけど、どきーっとしたわ。
来年2月に、こちらでは「つぶてソングを歌う会」なるコンサートを行うのですが、昨日の地震で「それどころじゃない!」と思ったとレオンが言ってました。
やっぱりフラッシュバックしたらしいですよ。ゾッとしたって。
きっと他にも多くいるんだろうなー。
つぶてソングと言うのは、福島県出身の詩人が3.11の直後からツイッターで発信し続けた詩に、作曲家が曲をつけたものが、口コミで全国に広がって行った震災被害の現状を訴える歌なのね。
ウチの指揮者のK置先生が昨年初夏に、「コレを歌いましょう」と持ってきた時に、「放射能が降っています、静かに静かに 降っています」なんて歌詞、「被災地じゃない遠いところで歌ってくれるのはいいけど、実際に放射能が降ってるココでコレを歌わせようとするのは止めてくれ。正直辛いわ」と、マダム’sの面々がハッキリと演奏拒否した、ビックリしたと、あの当時のブログに書いた覚えがあるよ。
それを全国で広がっている「つぶてソングを歌う会」に便乗して、茨城県でもやろうって言うわけですよ。
彼らは被災地でやることに意味があるとか、本気で思っているんだろうなあ、きっと。
伴奏ピアニストの元義妹は、事故を起こした福島第一原発と第二原発のちょうど間にある町出身です。
もちろん強制避難区域。未だに立ち入り禁止区域です。
人っこ一人いなくなってしまった町は、津波の被害も大きく、未だに行方の分からない町人も沢山いるそうです。
元義妹、ほんの100キロ先に故郷があるのに帰りたくても帰れず、多分二度と故郷の家を見ることはできない状況なのに、つぶてソングのピアノ伴奏を頼まれて、半べそかきながら練習していると言います。
「あの曲弾いてるとナーバスになっちゃう。どうしても涙が出ちゃうんだよね」
「止めてもいいんだよ?嫌だ、辛いって言ってもいいんだよ?」
「でも仕事があるのは正直助かってるし…」
離婚した50近い女が一人で生きて行こうと思ったら、どんな仕事でも依頼があるのはありがたく、嫌でも辛くても断れないって言うんですよ。
それ見越して伴奏依頼してるんじゃないだろうな、とか本気で勘ぐりたくなっちゃう。
まさかステージ上で「このピアニストさんも福島県出身で、事故原発の町に実家が」とか話して、客席の涙を誘おうとか考えているんじゃないだろうなとか勘ぐっちゃう。
コーラス参加希望者はいいよ。好きで集まって歌おうって言うんですから、どうぞ歌って下さい。全国に原発事故の被害状況を訴えて下さいな。
でも、元義妹の境遇を考えたら、主催側は無神経だなと思っちゃう。
ここも被災地だけれど、震災は過去のものみたいな顔した人達は確かにいるよ。
「つぶてとか原爆とか、そんな音楽は不謹慎だと反対する人達がいる田舎町」なんて事をツイートし、それを真に受けた人達が「マジでか!これだから田舎は」的なことをリツイートしてるのを見たよ。
舌打ちしたい心境だったよ。個人の意見を万人の総意のようにツイートするなと思ったよ。
だけど、そんな有刺鉄線並みの神経を持ち合わせた人ばかりじゃない。
この町には、そうは見えなくても、辛い思いを抱えている人達だっている。
未だに余震に襲われるたびに血圧が上がり、気分が悪くなる人達だっている。
思い出したくない、忘れたいと思っている人達もいる。
自分が平気だからって、誰も彼もが平気だなんて思わないで欲しいよね。
コンサートやるなとは言わないよ。
原発事故は片付いていないのに、福島からは人も虫も消えたって言うのに、茨城でも頻繁に鼻血を出す子が増えてるって言うのに、3.11は半ば忘却の彼方に追いやられているんじゃないかと思う昨今。
我が家もご近所の家々でも、壁紙が破けていない家なんか一軒もない。
一年半以上経過しても余震が続いているから、直してもまた破れるんじゃないかと思ったら、そうそう直せないんだよね。
ジジババの介護に追われて震災どころじゃない、今日を過ごすだけで精一杯だよってなワタクシにだって、3.11を風化させたくない思いはあるよ。
でも身近な人を思い遣る心もなくて、本当にそれでいいの?
そう言えば師匠連中にも聞かれたわ。
師匠達にも「一緒に歌ってくれ」と動員が掛かったそうだよ。
「ふぉるては?行くの?」
「行かない。てか行けないよ。辛くて歌えないって」
「うーん」
「あ、ふぉるてさんも辛いんだ。私も無理だな。あの歌は辛いよね」
「そうかー。でも義理があるしなあ、どーしよう」
その「つぶてソングを歌う会」発会式は、来週の土曜日だそうです。
本当に合唱人が集まるのかどうか、ちょっと心配。
皆さん、ご無事でしたか?大丈夫?
昨日は美容室に行き、耳の下までカットして、グリングリンにハードウェーブ掛けながらジッと待つこと3時間半。腰があぁぁぁ!
午前中に家を出たのに、帰宅したのは17時半で、やれやれと思いつつストーブを点火したら、ウィンウィンウィンと携帯が叫ぶじゃありませんか。
何事?と開いて見たら、緊急地震速報。
え、え?えええっと思う間もなく、ズモモモモッと地鳴りがして、大きな横揺れが到来。揺れる揺れる!久々のデッカイ横揺れ。
慌てて点けたばかりのストーブを消して、テレビを点けてニュースを見ながら、テレビのモニタにしがみつくワタクシ。
画面の中では民放のアナウンサーが、「身を隠して下さいっ、激しく横に揺れています、皆さん、落ち着いて身を隠して下さいっ、ま、まだ揺れていますっ」
…身を隠せってナニ?おまえが落ち着け(^^;
このようにアナウンサーが錯乱するほど、東京方面でもかなり揺れたみたいですね。
こちらは発表では震度4でしたが、体感的には震度5に近い激しく大きな揺れが長く続き、思わず脳裏に蘇る東日本大震災!
まさかまさか、あの時のように徐々に揺れが強くなるなんてことはー!と血の気が引いたところで、揺れは収まってくれましたが、市の防災放送が「津波警報が発令されました。避難して下さい。海岸付近には絶対に近寄らないで下さい」
ひー、また津波?海岸沿いじゃ、まだ片付いてないところもあるってのに!
その後、3度ほど震度3ほどの揺れがあり、常磐道が通行止めになったりしながら、3時間ほど後に津波警報は解除されましたが、いやー、一瞬「またか!」と青くなりましたね。
停電にならなかったので、大したことはないなと考えるだけの冷静さはありましたけど、どきーっとしたわ。
来年2月に、こちらでは「つぶてソングを歌う会」なるコンサートを行うのですが、昨日の地震で「それどころじゃない!」と思ったとレオンが言ってました。
やっぱりフラッシュバックしたらしいですよ。ゾッとしたって。
きっと他にも多くいるんだろうなー。
つぶてソングと言うのは、福島県出身の詩人が3.11の直後からツイッターで発信し続けた詩に、作曲家が曲をつけたものが、口コミで全国に広がって行った震災被害の現状を訴える歌なのね。
ウチの指揮者のK置先生が昨年初夏に、「コレを歌いましょう」と持ってきた時に、「放射能が降っています、静かに静かに 降っています」なんて歌詞、「被災地じゃない遠いところで歌ってくれるのはいいけど、実際に放射能が降ってるココでコレを歌わせようとするのは止めてくれ。正直辛いわ」と、マダム’sの面々がハッキリと演奏拒否した、ビックリしたと、あの当時のブログに書いた覚えがあるよ。
それを全国で広がっている「つぶてソングを歌う会」に便乗して、茨城県でもやろうって言うわけですよ。
彼らは被災地でやることに意味があるとか、本気で思っているんだろうなあ、きっと。
伴奏ピアニストの元義妹は、事故を起こした福島第一原発と第二原発のちょうど間にある町出身です。
もちろん強制避難区域。未だに立ち入り禁止区域です。
人っこ一人いなくなってしまった町は、津波の被害も大きく、未だに行方の分からない町人も沢山いるそうです。
元義妹、ほんの100キロ先に故郷があるのに帰りたくても帰れず、多分二度と故郷の家を見ることはできない状況なのに、つぶてソングのピアノ伴奏を頼まれて、半べそかきながら練習していると言います。
「あの曲弾いてるとナーバスになっちゃう。どうしても涙が出ちゃうんだよね」
「止めてもいいんだよ?嫌だ、辛いって言ってもいいんだよ?」
「でも仕事があるのは正直助かってるし…」
離婚した50近い女が一人で生きて行こうと思ったら、どんな仕事でも依頼があるのはありがたく、嫌でも辛くても断れないって言うんですよ。
それ見越して伴奏依頼してるんじゃないだろうな、とか本気で勘ぐりたくなっちゃう。
まさかステージ上で「このピアニストさんも福島県出身で、事故原発の町に実家が」とか話して、客席の涙を誘おうとか考えているんじゃないだろうなとか勘ぐっちゃう。
コーラス参加希望者はいいよ。好きで集まって歌おうって言うんですから、どうぞ歌って下さい。全国に原発事故の被害状況を訴えて下さいな。
でも、元義妹の境遇を考えたら、主催側は無神経だなと思っちゃう。
ここも被災地だけれど、震災は過去のものみたいな顔した人達は確かにいるよ。
「つぶてとか原爆とか、そんな音楽は不謹慎だと反対する人達がいる田舎町」なんて事をツイートし、それを真に受けた人達が「マジでか!これだから田舎は」的なことをリツイートしてるのを見たよ。
舌打ちしたい心境だったよ。個人の意見を万人の総意のようにツイートするなと思ったよ。
だけど、そんな有刺鉄線並みの神経を持ち合わせた人ばかりじゃない。
この町には、そうは見えなくても、辛い思いを抱えている人達だっている。
未だに余震に襲われるたびに血圧が上がり、気分が悪くなる人達だっている。
思い出したくない、忘れたいと思っている人達もいる。
自分が平気だからって、誰も彼もが平気だなんて思わないで欲しいよね。
コンサートやるなとは言わないよ。
原発事故は片付いていないのに、福島からは人も虫も消えたって言うのに、茨城でも頻繁に鼻血を出す子が増えてるって言うのに、3.11は半ば忘却の彼方に追いやられているんじゃないかと思う昨今。
我が家もご近所の家々でも、壁紙が破けていない家なんか一軒もない。
一年半以上経過しても余震が続いているから、直してもまた破れるんじゃないかと思ったら、そうそう直せないんだよね。
ジジババの介護に追われて震災どころじゃない、今日を過ごすだけで精一杯だよってなワタクシにだって、3.11を風化させたくない思いはあるよ。
でも身近な人を思い遣る心もなくて、本当にそれでいいの?
そう言えば師匠連中にも聞かれたわ。
師匠達にも「一緒に歌ってくれ」と動員が掛かったそうだよ。
「ふぉるては?行くの?」
「行かない。てか行けないよ。辛くて歌えないって」
「うーん」
「あ、ふぉるてさんも辛いんだ。私も無理だな。あの歌は辛いよね」
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