遂に来たよ

ついに母、施設永住を勧められちゃいましたよ。
かなり前から覚悟、と言うか、そうして欲しいものだと思っていたので、ワタクシに動揺なんぞは皆無ですが、父が激しく落ち込みましてね～。
今年に入ってから、一ヶ月施設にお世話になって、一週間外泊扱いで家に帰り、外泊中も二日間はデイサービスに行きを繰り返していましたが、施設ではこのパターンをショートステイと呼ぶのだそうです。
じゃあそれ以前の、基本在宅介護で１０日ほど施設にお泊りしていたのは、なんだったのだろう？と言う疑問はありますが、とにかくこれがショートステイ。
で、施設永住でお世話になり、時々外泊扱いで家に帰るのをロングステイって言うんですって。
ショートステイでは外泊の際に施設の車が送り迎えしてくれますが、ロングステイになると送迎はなし。タクシーやマイカーでの送迎になります。父の口調からすると、外泊中のデイサービスもないみたい。
で、なにをそんなに落ち込んでいるのかと言うと、あんな母でも帰ってくるとなると、食事の世話やら下の世話やら、張り切り甲斐があったのだと。
それがなくなると、俺は気が抜けてポックリ逝っちまいそうだ、あんなんでもいると気が張るから頑張っていられるんだ、と。
いつも「もうどーでもいい」とか投げ遣りな事も言っているくせに…まあ、気持ちは分からないでもない。
しかーし、専門家が「限界でしょう」と太鼓判（？）押してくれたのですから、「ロングステイ用の部屋が空いた今なら入れますよ」と仰って頂ける今がチャンス！
日本中どこの介護施設でも空き待ちの長蛇の列。入りたくても（入れたくても）入れない（入れられない）、自宅で介護するしかないけど既に限界突破。一家心中は冗談じゃない高齢化した老々介護だらけの日本で、「今なら入れますよー」と言う言葉は、どんだけありがたいことか！
ずっとワタクシは「もう限界でしょう。施設にお願いしましょう」と言う姿勢でしたが、父の「もう少し頑張る」と言う意思を尊重して、「親父が納得するまで好きにしたらいいよ」と言ってきました。
父が「どうしても」と言うのであれば、今回のお話しを他の大変な思いをしているご家庭に譲ったらいいと思いますが、どう考えても無理。かなり前から無理な状態だったわけですから、益々病状が進んだ今はもっと無理。
一人自営業の弟が同居しているのですから、送迎だってできないわけじゃない。
マメに外泊させることだってできる。デイサービスが利用できないのが辛いなら、一泊二日を月に何度も繰り返したらいい。やり方次第でどうにだってできる。
それでも「これから妻は最期まで施設に」と思うと良心が咎めるんでしょうねえ。
なんと言うか、言っても仕方がないんだけど、「アルツハイマーじゃなければねえ」と思っちゃうわねえ。
父「考えさせてくれ」と言って電話を切りました。切ないですな。

で、こーゆー心労がありますと、どうしても執筆に集中できなくなります。
モーツァルト、今夜遅く日付が分かる頃に更新予定ですが、来週の更新はどうなることか。
ゆっくりマイペースで続けますので、よろしくお付き合い下さいね。