category:小説
花粉症で脳みそが流れ出したかのような鼻垂れっぷりの母ですが、なんと今日は
唇から血を噴出しましたよっ。
いつもの鼻炎薬を飲んで、ようやくクシャミ鼻水が収まったかなと思ったら、
体中の水分が枯れ果てたかの如くパサパサに!
そんな時「あっはっは」と笑ったら、ピシッと音を立てて唇が上下で4箇所ばかり
切れました。
「母!血!血ぃぃぃっ!」と叫ぶお子。
口から血をダラダラ流すオバさん。我ながら不気味すぎです。
ひー、昨年は楽だった覚えがあるのですが、今年は最悪ですな。
そんな時にマエストロその2の弟子(白髪鬼の孫弟子ですな)から電話があり、
「モスモス(もしもし)」
「な?どしたの、その声」
(クシャミのしすぎでガラガラの鼻声のうえに、唇が切れたので上手く喋れない)
「がぶんじょーでぢょっど(花粉症でちょっと)。あだまぼーろーどじでるんで
むづがじいばなじばぶりでふっ(頭朦朧としているんで難しい話は無理ですっ)」
「……お大事に」
ツーツーツー。マエストロの孫弟子、一体何の用だったんだ?
そんなわけで、母、絶不調のため、今週の更新は期待できません。
もうなーんにも考えられない。
矢尾板くんから持って来た川田×高須をコネくり回していますが、うーむ。
我ながらあまりにも情けないので、寒河江×悠里のお江戸パラレルの冒頭部分だけでも
晒しちゃいますかね(それも1話目までしか書けてないっ)
以下、タイトル未定のお江戸パラレルの冒頭晒しです。
唇から血を噴出しましたよっ。
いつもの鼻炎薬を飲んで、ようやくクシャミ鼻水が収まったかなと思ったら、
体中の水分が枯れ果てたかの如くパサパサに!
そんな時「あっはっは」と笑ったら、ピシッと音を立てて唇が上下で4箇所ばかり
切れました。
「母!血!血ぃぃぃっ!」と叫ぶお子。
口から血をダラダラ流すオバさん。我ながら不気味すぎです。
ひー、昨年は楽だった覚えがあるのですが、今年は最悪ですな。
そんな時にマエストロその2の弟子(白髪鬼の孫弟子ですな)から電話があり、
「モスモス(もしもし)」
「な?どしたの、その声」
(クシャミのしすぎでガラガラの鼻声のうえに、唇が切れたので上手く喋れない)
「がぶんじょーでぢょっど(花粉症でちょっと)。あだまぼーろーどじでるんで
むづがじいばなじばぶりでふっ(頭朦朧としているんで難しい話は無理ですっ)」
「……お大事に」
ツーツーツー。マエストロの孫弟子、一体何の用だったんだ?
そんなわけで、母、絶不調のため、今週の更新は期待できません。
もうなーんにも考えられない。
矢尾板くんから持って来た川田×高須をコネくり回していますが、うーむ。
我ながらあまりにも情けないので、寒河江×悠里のお江戸パラレルの冒頭部分だけでも
晒しちゃいますかね(それも1話目までしか書けてないっ)
以下、タイトル未定のお江戸パラレルの冒頭晒しです。
「どこの花魁だってんで評判になってるらしいんですがね」
そう言って圭祐は懐から大事そうに一枚の錦絵を取り出して見せた。
表向きは蕎麦屋で働く圭祐だが、裏では北町奉行所の腕利き同心、寒河江の小者をしている。
実は蕎麦屋そのものが北町奉行の物なのだが、そこを任されている爺さんは現奉行が
同心だった頃からの小者で、七十を過ぎた今でも現役で通しているツワモノだ。
ある日、金回り良い商家ばかりを狙い、小金を盗み出していたコソドロだった圭祐を
見つけた寒河江は、火付け盗賊方に内緒でこれを懐柔。くだんの蕎麦屋に預け、
自分の小者に加えたのだ。
十手を預けようかとも思ったが、「盗人上がりが十手なんぞを持っていたんじゃ
決まりが悪い。岡引の下に置かれるのも尻が落ち着かねぇ」と圭祐の方で嫌がった。
また、どういうわけか小間物屋の鹿乃屋のご隠居に気に入られた圭祐は、櫛や紅、
白粉などの担ぎ売りを頼まれることも多く、女達を相手に江戸中の噂話を仕入れて
来るのが上手かった。
まだ十代半ばのあどけなさの残る顔立ちと、物怖じしない性格が女心をくすぐるらしく、
「けいちゃん」と可愛がられて贔屓にされているらしい。
深川に寄った寒河江が一人だった日には、「けいちゃんは一緒じゃないのかい」と
拗ねる姐さんもいるほどだ。
それはともかく、火付け盗賊方に渡されなかったことがよほど嬉しかったのだろう。
「俺は下働きが性に合ってる。十手はいらないが、旦那の為に精一杯やらせて貰う」と、
市井を知り尽くした元盗人ならではの働き振りを見せてくれるものだから、寒河江の方でも
「仕方がない」と本人の好きなようにやらせている。
一方の寒河江はと言えば、定廻りの役を仰せつかっている同心だ。
腕がたつ上に、涼しげな目元のキリリとした面構え。三十前で男前の八丁堀の独身旦那が
江戸の町を歩けば、粋な黒紋付羽織の着流し姿を一目見ようと、若い町娘から深川の
芸者衆、果ては商家や武家の妻女までもが顔を覗かせ「旦那、寒河江の旦那」と
声を掛ける大変な色男ぶりだ。
北町奉行の信頼も厚い寒河江は、そう遠くない将来、臨時廻りのお役目を経て与力に
昇進するだろうと言われている。
御家人でもない圭祐がそれに共するわけはないのだが、「俺は一生寒河江の旦那に
付いて行くんだ」と決めてしまっているようで、寒河江もそんな圭祐が可愛くて
仕方がないらしい。
「どれ見せてみろ」
圭祐から手渡された紙を広げた寒河江は、大きく華やかに結った髪に金銀珊瑚の簪や
櫛を挿し、豪奢な打ち掛けを身にまとった太夫の姿絵に「なかなか良い女じゃねぇか」
と相槌を打った。
「けど、俺にも思い当たる女がいねぇ。これほどの器量よしなら、吉原でもさぞかし
名の通った太夫に違いねぇはずなんだが」
ぽってりと紅く塗られた唇を薄く開いて小首を傾げ、艶やかな笑みを浮かべている
その絵に似た女はいないかと、記憶の隅々を探るが全く思い当たる節がなかった。
この姿絵の女を血眼になって探している男がいると言う。本石で呉服屋を営む若旦那だ。
つづく(^^;
そう言って圭祐は懐から大事そうに一枚の錦絵を取り出して見せた。
表向きは蕎麦屋で働く圭祐だが、裏では北町奉行所の腕利き同心、寒河江の小者をしている。
実は蕎麦屋そのものが北町奉行の物なのだが、そこを任されている爺さんは現奉行が
同心だった頃からの小者で、七十を過ぎた今でも現役で通しているツワモノだ。
ある日、金回り良い商家ばかりを狙い、小金を盗み出していたコソドロだった圭祐を
見つけた寒河江は、火付け盗賊方に内緒でこれを懐柔。くだんの蕎麦屋に預け、
自分の小者に加えたのだ。
十手を預けようかとも思ったが、「盗人上がりが十手なんぞを持っていたんじゃ
決まりが悪い。岡引の下に置かれるのも尻が落ち着かねぇ」と圭祐の方で嫌がった。
また、どういうわけか小間物屋の鹿乃屋のご隠居に気に入られた圭祐は、櫛や紅、
白粉などの担ぎ売りを頼まれることも多く、女達を相手に江戸中の噂話を仕入れて
来るのが上手かった。
まだ十代半ばのあどけなさの残る顔立ちと、物怖じしない性格が女心をくすぐるらしく、
「けいちゃん」と可愛がられて贔屓にされているらしい。
深川に寄った寒河江が一人だった日には、「けいちゃんは一緒じゃないのかい」と
拗ねる姐さんもいるほどだ。
それはともかく、火付け盗賊方に渡されなかったことがよほど嬉しかったのだろう。
「俺は下働きが性に合ってる。十手はいらないが、旦那の為に精一杯やらせて貰う」と、
市井を知り尽くした元盗人ならではの働き振りを見せてくれるものだから、寒河江の方でも
「仕方がない」と本人の好きなようにやらせている。
一方の寒河江はと言えば、定廻りの役を仰せつかっている同心だ。
腕がたつ上に、涼しげな目元のキリリとした面構え。三十前で男前の八丁堀の独身旦那が
江戸の町を歩けば、粋な黒紋付羽織の着流し姿を一目見ようと、若い町娘から深川の
芸者衆、果ては商家や武家の妻女までもが顔を覗かせ「旦那、寒河江の旦那」と
声を掛ける大変な色男ぶりだ。
北町奉行の信頼も厚い寒河江は、そう遠くない将来、臨時廻りのお役目を経て与力に
昇進するだろうと言われている。
御家人でもない圭祐がそれに共するわけはないのだが、「俺は一生寒河江の旦那に
付いて行くんだ」と決めてしまっているようで、寒河江もそんな圭祐が可愛くて
仕方がないらしい。
「どれ見せてみろ」
圭祐から手渡された紙を広げた寒河江は、大きく華やかに結った髪に金銀珊瑚の簪や
櫛を挿し、豪奢な打ち掛けを身にまとった太夫の姿絵に「なかなか良い女じゃねぇか」
と相槌を打った。
「けど、俺にも思い当たる女がいねぇ。これほどの器量よしなら、吉原でもさぞかし
名の通った太夫に違いねぇはずなんだが」
ぽってりと紅く塗られた唇を薄く開いて小首を傾げ、艶やかな笑みを浮かべている
その絵に似た女はいないかと、記憶の隅々を探るが全く思い当たる節がなかった。
この姿絵の女を血眼になって探している男がいると言う。本石で呉服屋を営む若旦那だ。
つづく(^^;
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